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Radici Fiano di Avellino 2017 Mastroberardino [毒味または晩酌]

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Radici Fiano di Avellino 2017 Mastroberardino
ラディーチ・フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ 2017 マストロベラルディーノ

以前、並行モノでご案内したブツとはラベルデザインが変更になりました。

フィアーノって上品、洗練された白ブドウ品種なんですよね。大好きです。ファランギーナほど黄色い果実は強くはありません。グレコほどシルバーなミネラルが強いわけでもない。白い果肉の果汁、決して濃いわけではないゴールドの柑橘がほどよいバランス。もちろんミネラルもあるんだけれども、シルバーな硬質ではなく、クリアな硬質って感じかな。

いい意味でニュートラル。「The」を頭につけたくなるようなイタリアの白ワイン。洗練された酸味も手伝ってお料理を選ばないんですよね。何色にでも染まるタイプともいえます。

スッキリもしてるし、サッパリともしてるんだけど、ちゃんとヌケのない密度があります。実はそれなりにボディもあるんだけど、酸やミネラルがしっかりしてるので「ほどほど」なのがいいんです。

なんてことはない「いい」ワイン。これ大事ね。

イタリアワインには非日常なワインももちろんあるんだけども、日常にある‥あることすら気にさせないのがイタリアワインでもある。当たり前に「いい」ワインがある生活っていいよね。2019年もそうしよう。

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Percarlo 2013 San Giusto a Rentennano [毒味または晩酌]


昨年末に飲んだ2013年のペルカルロです。

すでに2014年も並行で先行入荷したロットをご案内済み。春が来る前には正規輸入元さん(のひとつ)のロットを(また一通り)ご案内できると思います。待望の2015年はまだ(並行の)オファーが来てませんが、秋頃にはご案内できるような気がします。正規輸入元さん(のひとつ)のロットが、いつもの並行モノの入荷時期に近づけば正規輸入元さん(のひとつ)のロットのみになる可能性もありますが、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノに関しては長らくその並行モノでまかなってきた歴史もありますし、正規輸入元さんがいつまで続くかどうかは案外不透明な部分もあるので、保険はかけておいた方がいいかな?と考えています。これまで並行だからとクレームをいただいたこともないですしね。

んで、2013年のペルカルロです。スーパータスカンとしてのサンジョヴェーゼ単一品種を全うする酒質は、いい意味でちっともキャン・クラらしさはない。だからってバリックの化身でもないのがペルカルロ。まだまだ若いのは承知している。その密度や深度を測るための採掘を邪魔するのような硬質さを初日に感じ、二杯目、二日目以降はある程度その採掘作業もスムーズだが、アルデンテ的な芯があり、実はそれがなくなるわけでもないのもペルカルロ。

ペルカルロは、解こう、開かせようと思わないでいい。無理すれば壊れてしまう。でも、決して気難しいわけじゃない。こちらから近く、それを、すべてを肯定する努力を強いられるだけ。ペルカルロからこちらに合わせてくれることはない。すべてを受け入れよう。


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