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Rosso di Montalcino Salvioni 2014 La Cerbaiola [飲んだの喰ったの]

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(グラスはザルトのユニバーサルです)

Rosso di Montalcino Salvioni 2014 La Cerbaiola
ロッソ・ディ・モンタルチーノ・サルヴィオーニ 2014 ラ・チェルバイオーラ

お陰様で実店舗が忙しくブログのUPもままなりません。

2016年のロッソ・ディ・モンタルチーノは大幅な値上げがありました。今年ご案内してすでに完売しています。

2015年は全量ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとなった模様、そしてこの2014年は全量ロッソ・ディ・モンタルチーノとなったビンテージです。来年(2019年)は、本来なら2014年のブルネッロ・ディ・モンタルチーノのリリース年ですが、前述の通り、すべてロッソ・ディ・モンタルチーノとなりましたのでブルネッロ・ディ・モンタルチーノのリリースはないはずです。あるとすれば、2017年のロッソ・ディ・モンタルチーノですね。未確認ですが、両方を詰めたビンテージなのでは?と想像しておりますので、2017年のロッソ・ディ・モンタルチーノがきっとリリースされると思います。

(モトックスさん、もっと割当ちょうーだい!)

2014年、難しいビンテージでしたね。ロッソ・ディ・モンタルチーノは、セカンド的位置づけになりますが、ビンテージによってその枠割はイロイロ。この2014年は「本来ブルネッロになるはずだったブドウも全量‥」という肩書き。一見、お得感満載ですし、あたしも煽り文句として使いますが(使うんかい!)、よくよく考えるとそれだけ悪かったと同意でもあります。

例年よりも軽やかな酒質。色も明るめですね。ネガティブに書けば例年よりも薄く感じます。応じて余韻もやや短いような気がしてきます。しかし、まだ味が開いてないだけなんですよね。二日目、三日目と旨味は増し、深みを感じると立体的に感じ、決してフラットではないのがよくわかります。旨甘味も増してきて間違いなくおいしい。

どの、なに、と比較するかによってネガティブになることもあるが、逆に比較をせずに、そのワイン本来の姿を評価すれば、ポジティブになれることもある。十分においしいサンジョヴェーゼだし、ちゃんとサルヴィオーニらしい。

初日の「ん?こんなもんか‥」という印象が、時間経過でアゲアゲになるのも確認していただきたい。初日で消費しちゃうともったいないですね。まあ、なかなか三日目まで‥とも強いることはできませんが。

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Etna Rosso Prephylloxera Le Vigna di Don Peppino 2011 Terre Nere [毒味または晩酌]

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Etna Rosso Prephylloxera Le Vigna di Don Peppino 2011 Terre Nere

エトナ・ロッソ・プレフィロキセラ・レ・ヴィーニャ・ディ・ドン・ペッピーノ 2011 テッレ・ネレ

23日に開催された『にしの家X'masぱーちー2018』で飲んだワインです。今年もにしの家のX'masのお料理は、商店街の鶏肉屋さんのローストチキン(丸鶏)と、パエリアです。パエリアのカニやエビの風味や、貝類からの旨味は赤ワインもありなんですよね。でも、カベルネやメルロじゃないんだな。サンジョヴェーゼやネッビオーロ、うーん、ということでエトナ。ネレッロ・マスカレーゼぐらいの強さでいいんです。

2007年が初ビンテージだったように記憶しています。2008年から輸入元さんの割当を1本だけストックしていましたが、いつ頃からか途切れたままになっており、あたしが所有する一番若いビンテージがこの2011年になります。輸入元さんのカタログには2016年が掲載されていますので、現行比5年ほどでしょうか。


実は、ちゃんと飲んだことのないワインでもありました。テッレ・ネレのエトナ・ロッソの最上位(最高額)のクリュであり、一度か二度、試飲したことがあったような気もしますが、スタンダードなエトナ・ロッソや、他のクリュと比較してどう優れているのか?の意識はほぼない状態です。

5年程度では熟成の「じ」も感じませんが、パキパキの若い時期なら「そんなすごいか?」と思ったかもしれません。エトナのワインは、じっくりと味わって欲しい。味にプレフィロキセラを感じることはありませんが、樹齢の高い樹から収穫されたブドウであろう密度はヒシヒシ。

いやあ旨いですよ。重さというよりも密度、こんなにも密度感のあるネレッロ・マスカレーゼもなかなかない。ネレッロマスカレーゼらしい力強さ、でも、すんなりと飲めてしまう。ピノ・ノワールと香味に違いはあるけれども、「良いもの」のベクトルが同じだと再確認する。


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お屠蘇 [ほぼ雑談]

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屠蘇(とそ)

ほぼほぼ求められなくなって何年になるかなあ。一定の需要はあるようなので、このように売り物ではないながらも作り続けられているようです。こちらはあのデルカップでお馴染みの(知らんか?)陶陶酒さんの屠蘇。昔は宝酒造さんが、本みりんに付けてたと思うんだけどなあ。そう、屠蘇は、清酒(日本酒ではない、清酒ですよ、清酒)や、みりん(みりん風ではありませんよ)に漬けて抽出するんですね。

原材料名:ミカン皮、ケイヒ、サンショウ、オケラ、クローブ、ボウフウ、キキョウ

とあります。なんとも甘味を帯びたスパイスの香り。漢方っぽさはそうでもない。これでホットワイン作れるような気がしています。なんなら、お肉に刷り込んでローストビーフとか。そりゃないか。


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Roero Rosso 2015 Matteo Correggia [毒味または晩酌]

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Roero Rosso 2015 Matteo Correggia
ロエロ・ロッソ 2015 マッテオ・コレッジア

てっきりタンク仕上げかと思ったら、数ヶ月ですが樽熟成もされているんですね。何も樽熟成されているから‥という意味ではありません。スタンダードなロエロ・ロッソだからこその果実味のピュアさ、ストレート感はヒシヒシ。まだ空気に馴染むまでは軽やかさを感じますが、時間経過とともにまろやかさ、深みも出てきます。

とてもピュアなロエロのネッビオーロ。砂質土壌の軽やかな芳香さが上手く引き出されています。ストレスなく、料理も選ばずといい意味でニュートラル。コルクもディアムで「ブ」の心配なしなのもいいですね。

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Le Cupole 2001 Tenuta di Trinoro [毒味または晩酌]

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Le Cupole 2001 Tenuta di Trinoro
レ・クーポレ 2001 テヌータ・ディ・トリノーロ

自社サイトになってからの販売履歴はないですね。2000年までは白ラベル、この2001年から赤ラベルになります。1999年からこの2001年までは第二世代とあたしが勝手に世代分けしております。セパージュは、カベルネフラン43%、メルロ27%、カベルネソーヴィニョン25%、チェザネーゼ・ダフィーレ5%。あのチェザネーゼ・ダフィーレが5%混醸されているのがミソですね。この当時は、まだ5,980円だったか、6,980円税込あたりで販売してた時期なんじゃないかなあ。2002年から大幅に生産本数も増え(値下げにもなりました)、日本市場ではあの有名な「明治屋の乱」が勃発したのです(遠い目)。

現行2016年から15年。もちろんセパージュ比率も違いますが、この当時と現在のクーポレとでは同じセカンドでも少し立ち位置が違うんです。この当時は「ほぼトリノーロ」といっても過言ではかった世代。

コルクは5,5cm(!)です。トリノーロらしい黒糖ちっくな甘味はテンパリングしたようになめらか。深く粘性があり、重さを感じるビロードのような‥という形容もピッタリ。老ねたような熟成香は皆無で、確かにチェザネーゼ・ダフィーレを感じ、溶け込みながらも混醸らしい複雑さがある。フランケッティ味炸裂してますなあ。

ちょっと圧倒される旨さ。

これは売らないでおこう(おい!)。


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Franciacorta Brut Blanc de Blanc NV Cavalleri [毒味または晩酌]

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Franciacorta Brut Blanc de Blanc NV Cavalleri
フランチャコルタ・ブリュット・ブラン・ド・ブラン NV カヴァッレリ

ザルトのシャンパーニュ型グラスでフランチャコルタ。フランチャコルタはこれが基準です。

軽い、薄い、細いの三拍子は慣れてきました。ザルトと聞けば、大振りで鋭角なイメージがあるかもしれませんが、このシャンパーニュ型は少しボウルも小振り。フルート型の性質も兼ね備えつつも、その小振りがゆえに果実味はグっと密に感じる。口径が狭いので、口先で飲むことになるが、動線はいいし、そのウスハリなエッジが、より果実味の密度、ボディを強調する感じ。立ち上る泡もいいですね。最近は大振りのグラスでスプマンテを飲みがちだけれども、これぐらいなら、早々にガスが抜けることもなくゆっくりとたのしめそう。いいと思いますよ。

価格を思うとつい、ボルドー型や、ブルゴーニュ型に手が出てしまいそうですけどね。もうちっと安かったらんだけどなあ。

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ワイングラスを買い増したった。 [参考資料]

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ワイングラスは消耗品です(キリッ)



リーデル・ヴィノムのブルネッロ型(左奥)

リーデル・ヴィノムのブルゴーニュ型(中央奥)

リーデル・ヴィノムのキャンティ・クラッシコ型(左手前)
ザルト・ユニバーサル(右手前)
ザルト・シャンパーニュ(右奥)

一番使うのは、このヴィノムのブルネッロ型かも。国際品種もこれで飲んでるし、CCRやRdMも弊社で扱う生産者のものとなるとこれぐらいあっても大丈夫です。何度も書いてますが、ヴィノムのボルドー型のカット位置が1cmほど低めで(ボウルは共通)、その分口径が広く、少しブルゴーニュグラス寄りという認識です。

ヴィノムのブルゴーニュ型はやっぱりネッビオーロやシャルドネ。なかなかピノ・ネロを飲む機会がないのが残念ですね。ヴィノムXLの新世界ピノ型と併用しています。ま、ちょっとブルゴーニュ型グラスには悩んでるとも言えますが、あまり特殊なグラスを使うと、お客様との共感からズレるので、まあこれでいいんだけど。

ヴィノムのキャンティ型は基本のグラスになりますね。CCや、イタリアらしいスッキリ系の白など、赤白問わず、大抵のワインで使える万能型。これまではオヴァチュアが基本型でしたが、最近は「とりあえず」はこのグラス。でも、試飲会に持っていくのはオヴァチュアなんですけどね。

ザルトのユニバーサルは、ヴィノムのキャンティ型よりも大きめの万能型というスタンス。ヴィノムのブルネッロ型とはまた違うんだけれども、イマドキのイタリアワインは国際品種、土着品種選ばず使い勝手がいい。赤でも白でも‥古酒だってイケてるグラス。ザルトのボルドーやブルゴーニュと価格はほぼ変わりませんが、ザルトを始めるにはこれがいいと思いまっせ。

ちなみに、ザルトのブルゴーニュ型はちょっと大きすぎてワインを選びそう。ザルトならボルドー型ぐらいでちょうどネッビオーロやピノ、シャルドネを飲むのに適しているように思う。ボルドー品種なら、このユニバーサルぐらいが丁度いいかも。

ザルトのシャンパーニュ型は初めて。スプマンテはいつもフランチャコルタ公式グラスなんだけれども、ザルトだとどんな感じになるのか試しに買ってみた。少し小振りかな。蒸留酒やリキュールにも使えそう。まずはフランチャコルタで試してみます。

なお、ザルトは高額なグラスなので躊躇される方も多いですが、弾力というか、跳ね返るような柔軟性があるので、案外割れにくいんですよ。リーデルの方がカッチカチでぶつけたらすぐに割れる印象。実はランニングコストを考えるとザルトにした方がいいかも‥とすら思ってます。






(※あくまでも個人の感想です)

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Alteni di Brassica 1997 GAJA [毒味または晩酌]

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Alteni di Brassica 1997 GAJA
アルテニ・ディ・ブラッシカ 1997 ガヤ

定点観測です。

仕入れてから相当な年月が経過しておりますが、基本的に売り物ではありません(たまに実店舗に並んでますけど)。

ボトル差もありますよ。このボトルはやや黄色味も強く出ていますね。ただ、酸化、老ねを感じるような熟成香はありません。まだミネラルも存分で、ソーヴィニョンの果実味が黄色く熟れてほんとおいしい。


GAJAって白もおいしいんだよねえ。





(高いけど)

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Chianti Classico Riserva 1998 Riecine [毒味または晩酌]

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Chianti Classico Riserva 1998 Riecine
キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ 1998 リエチネ

コルクが折れているように見えますね(折りました)。

飲み頃ですね。まだいわゆる熟成香がギシギシするわけではなく、甘味、深みのある果実の香味が中心。二日目、三日目でもなお。ぐーんと内側へ、深くおいしくなる。こういうの飲むと「ああ、古酒っておいしいんだな。」と思っていただけると思いますよ。

なんも言うことないわ。

やっぱ1998年はいいなあ。


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Is Argiolas Vermentino di Sardegna 2017 Argiolas [毒味または晩酌]

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Is Argiolas Vermentino di Sardegna 2017 Argiolas
イス・アルジオラス・ヴェルメンティーノ・ディ・サルディーニャ 2017 アルジオラス

このヴェルメンティーノも定番化しましたね。サッパリ、シャキンと飲ませてくれるヴェルメンティーノとは対照的ですが、決して樽熟成させているわけでもないし、重いワインというわけでもない。しっかりとヴェルメンティーノの果実の香味があり単体でも楽しめてしまう飲み応えもあるが、お食事とも合わせやすいと思いますよ。

サルディーニャはイタリアなんだけど、地中海ワインとして捉えれば、イタリア料理でなくても‥と幅広い。まあ、ポジション的にも淡路島みたいなもんだしね(ちゃう!)。

一番簡単なのはフリットミスト、おいしい塩とレモンがあれば完璧。


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