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Rozato 2017 Tenuta di Carleone [毒味または晩酌]

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Rozato 2017 Tenuta di Carleone
ロザート 2017 テヌータ・ディ・カルレオーネ

残り数本でこのビンテージの扱いは終了します。

大阪での輸入元主催の試飲会はたいてい梅田界隈のホテルになります。試飲会で出掛けるとなると、その間はお店番をお願いすることになるので、手土産のひとつ買って帰らないと殺されかねませんので、スイーツだったり、惣菜だったり。梅田界隈はデパ地下を中心にヨリドリミドリ。規模こそ違いますが、売り場を見るのも勉強になりますしね。「旬」や「流行」を感じるのにもいいですね。

で、551。

「旬」でも「流行」でもないド定番ですね。もちろん「豚まん」も買いましたが、こちらは「焼売」と「海老焼売」、シュウマイもおいしいんですよ。何も、無理にワインを合わす必要もありませんが、中華だとついついロゼを選びがち。そもそもひとくくりに「中華」に万能なワインなんてありませんよね。結局個別対応になっちゃうのは当然です。

「海老焼売」は特に相性がよかったですね。甲殻類は、軽めの赤かロゼ‥実証です。

ちなみに、シュウマイにはあたしは「ウスターソースとカラシ」ですね。「醤油とカラシ」「酢醤油とカラシ」他、色々あるとは思いますが。でも、ワインに合わせるなら、調味料はなくても、シュウマイの素の味付けだけで十分です。逆に、どんな調味料で食べるかによって、ワイン選びも変わってくるかもしれません。




ビールでいいんです(おい!)。


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Batar 2015 Querciabella [毒味または晩酌]

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Batar 2015 Querciabella
バタール 2015 クエルチャベッラ

この価格帯の白(←偏見でしかない)ですので、ぼちぼちビアンキスタなお客様が買ってくれればいいなあ‥と思ってましたが、結構売れてて感謝感激です。

そりゃあ毎年追い続けることができれば‥と思いますが、ピンポイントで選ぶならこの2015年は超オヌヌメです。まあ、あたし的には飲んだのは2012年以来ですね。それ以前も、ひと昔と比較するとあまり樽香を推す感じではなかったのですが、久々の2015年は、思ったよりもバリックの風味も感じます。とはいえ、クリアなミネラルもしっかり感じるし、ピュアな果実の香味もある。基本線としては「今」のバタールで間違いありません。



濃厚と感じさせるようなフルボディではないが、十分に密度感があり満足度が高い。いいワインだなあ。さすがだなあと思わせますね。いい意味で力んでないのが伺えますね。飲みやすさも兼ね備えますが、やはり温度はやや高め、大振りのブルゴーニュ型グラスでゆっくりと飲んで欲しい一本です。


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Brunello di Montalcino Madonna delle Grazie 2006 Il Marroneto [毒味または晩酌]

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Brunello di Montalcino Madonna delle Grazie 2006 Il Marroneto
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・マドンナ・デッレ・グラツィエ 2006 イル・マッロネート

昨年末に飲んだ一本です。なお、このビンテージの販売実績はありません。

その2010年がWAで100点満点を獲得して以来、他のビンテージも高値安定となりました。まだ2009年あたりは比較的安価でご紹介しましたが、そもそも生産本数の多い銘柄ではありませんので、WA100点の該当ビンテージ以外の最新ビンテージも、バックビンテージを始め古酒も相場がポンと上がった感じですね。

対して(対するわけではないが)、同じく2010年がWA100点となった、カサノヴァ・ディ・ネリのテヌータ・ヌォヴァは、比較的生産本数も多いこともありWA100点の該当ビンテージ以外は最新ビンテージも、バックビンテージも以前よりは相場は高くなりましたが、イル・マッロネートほどではないかな?まだ、掘り出し物はあるかもしれません。

2010年はリリース時に飲みました。WA100点と思うと興奮度も満足度もUPしますね。もちろん、おいしく頂きましたが、まだまだ若いわけです。となると、イル・マッロネートのマドンナ・デッレ・グラツィエが熟れるとどうなるのだろう?その意欲はムクムク‥でも、なかなかバックビンテージがないんですよね。できれば90年代と思いましたが、これでもこれまで来たオファーの中で一番古いビンテージ。

2006年。2010年の先を測るという意味ではいいかもしれませんね。香りに熟成したニュアンスが出初めています。飲み口は、はちきれんばかりのフルボディ。渋味、酸味の角取れもすばらしく、第一次飲み頃と言える絶好のタイミングでした。今年2013年あたりがリリースかな?扱うかどうかはお値段次第ですが(2010年と同等の価格なら無理ね)、現行比で5年から10年あたりって、第一次飲み頃なんでしょうね。2006年、完璧にうまかった。



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Rosso dei Notri 2017 Tua Rita [毒味または晩酌]

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Rosso dei Notri 2017 Tua Rita
ロッソ・ディ・ノートリ 2017 トゥア・リタ

現時点で2016年は残り2本となっています。

好みの問題ですが(そう、趣向品ですからね)、この2017年はちょっと違いました。2015年、2016年と売れ筋ワインでしたので残念ですが華麗にスルーです。

毒味はボチボチこなしていますが、新年早々、いい価格帯の売れ筋ワインの新ビンテージがコケるとあたしも痛手ですがしかたありません。

ワインというのは不思議なもので、ブドウが原料なのに赤ならチェリーやベリー系に香味を例えることが多いですね。白なんてブドウが原料なのに、やれパイナップルだのレモンだの、ぜんぜんブドウちゃうやんという世界です。しまいには、果実でないものにまで例えることになります。

このワインの場合、例年、「葡萄」本来の果実の香味も感じていましたが、今年はちょっと「生」なんですよね。ワインは醸造酒として、火入れしていない「生酒」となりますが、そういう意味での「生」ではなく、どこか「ワイン」に成りきれてない「生っぽさ」を感じました。比較的若いワインに感じがちで、ボジョレーの新酒にもたびたび感じることもあります。決して、邪悪な要素ではありませんし、そういう「葡萄っぽさ」を飲みやすく感じるお客様もいらっしゃるはずですが、あたしはあまり得意ではない。

あとは二日目以降のバランスかなあ。これも「若さゆえの」で済ませることもできるし、半年ほど経過すればなんとも思わないかもしれませんけどね。毒味というのは一期一会なので、どうしてもそのタイミングでの判断になる。


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ヴィーノ・バール・チルカ@谷町九丁目 [飲んだの喰ったの]


にしの家から一番近い「おいしい」イタリア料理店です。

Vino Bar CIRCA  ヴィーノ・バール・チルカ
住所:大阪市中央区東平2-5-2
電話:06-6764-6070 

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まずはほっこりと‥蕪と生姜で。

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お馴染みの前菜盛り合わせ‥まずは冷菜達。

洋梨とマスカルポーネはたまにマネします。
雑穀とチキンは大好物。

ターメリックうまいこと使わはるのよね。

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前菜の温菜。

レバーペーストに、キノコのふっかふかのスフレは大定番!

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スカンピのパスタ。

食い入るように調理の工程を見つめる俺。。。

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おほほほほほ、頰肉の煮込みがとろっとろ。

たまねぎ旨し!

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鹿のローストには、オプションのトリュフすりすりで。

ほどよいワインとともに。

そう、アッビナメントって「ほどよさ」大事ね。

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Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Le Vele 2017 Moncaro [毒味または晩酌]

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Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Le Vele 2017 Moncaro
ヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ・レヴェーレ 2017 モンカロ

弊社販売価格は1,000円税込ポッキリです。

何も高額なワインばかり扱っているわけではありません。でも、確かに低価格帯のワインは多くはありません。なぜなら、低価格なワインでオヌヌメできるものはそう多くありません。

安いワインには安い理由があります。

希望小売価格で1,500円までのワインのセレクトはほんとに難しい。低価格ですからすべてを兼ね備えている、すべての要素が合格点を取ってるわけではないのも重々承知の助な、どこで妥協をするかが鍵になります。それだけに低価格帯のワインこそ腕の見せ所でもあります。それなりの価格のワインは、大抵、それなりにおいしいので、どうおいしいか?が焦点となりますが、低価格なワインはそもそも、まともかどうか?から問われます。まともかどうかの「まとも」とはなんぞや?は、有料コンテンツです(嘘)。

1,680円税込もらいたいぐらいです。この1,000円ポッキリなのに‥な、満足感はヴェルディッキオならではかもしれませんし、このワインは「いらんことしてない」というのもうれしいですね。「いらんこと」とはなんぞや?も、有料コンテンツです(嘘)。

このワインが1,000円税込なので、なかなか他の低価格白ワインが扱えてないのも事実ですね。これでいいんですよ。初めて弊社実店舗に来られるお客様で白を求められたら大抵、コレをオヌヌメしています。

中には、(素人やと思って、安いワインしか勧められなかった‥)と、思われるお客様もいらっしゃるようですが、この1,000円が弊社で一番コストパフォーマンスの高いワインです。

あたしぐらいのプロになると、ミアーニ14,800円はもちろんおいしく飲みますが、この1,000円のワインもおいしく飲む技術、度量も持ち合わせております。


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Friulano Filip 2016 Miani [毒味または晩酌]

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Friulano Filip 2016 Miani
フリウラーノ・フィリップ 2016 ミアーニ

要ログイン設定となりますが、もう少しだけ在庫があります。

ミアーニの白のシャルドネやソーヴィニョンブランのオファーはオチオチしてると瞬殺しますのでより積極的に買い付けをしております。もちろん、ミアーニのシャルドネやソーヴニョンはやっぱり旨いっすからねえ。

では、イタリアの土着品種なら?このフリウラーノや、マルヴァジア、リボッラ・ジャッラもリリースしていますね。どれもオヌヌメですが、一番潤沢だし(それでも少ないが)、一番価格も安定しているのがフリウラーノなんですよね。つまりコスパもいいわけです(それでも額面上は高いワインですが)。

なにもコスパだけではない。シャルドネに負けないボディもあり、ミアーニらしい香味たっぷりで飲み応えも十分。このフリウラーノも、品種名のみだとフィリップやブリのクリュ名付きよりも安価に流通することも多々ありますが、やっぱりクリュ名付きは個性が表現されているという部分なんだよね。品種名のみでも十二分においしいんだけど。

区画ごとに醸造してると、やっぱりクリュの個性を‥と、クリュ別に瓶詰めしたくなるんだろうな‥と思う。

さて、こちは決して単一クリュではないとの情報ですが、そのメルロ同様にフィリップを名乗るフリウラーノです。ほんとシャルドネに負けず劣らずのボディがありますね。品種名のみのフリウラーノよりも少しミネラリーに感じます。明確にフリウラーノらしい香味があり、ミアーニらしさがあって十分満足できる。


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Fuori Misura Rosato 2016 San Giusto a Rentennano [毒味または晩酌]

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Fuori Misura Rosato 2016 San Giusto a Rentennano
フオーリ・ミスラ・ロザート 2016 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ

昨年末の晩酌です。

モトカノも二度見してましたね。ロゼってわかってるんですけども。色調も、少し淡めですがやっぱり赤に近い暗さがあるんです。飲めば、ロゼってわかってるんだけれども、限りなく赤に近いロゼ。酸味も上質ですが、タンニンがとてもおいしいんですよね。

2016年、初めて飲んでから1年超となりますが、いやーおいしくなってるわ。

今、とてもおいしいタイミングですよ。でも、もっと経過したら‥‥‥‥どうなるんでしょうね。


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Radici Fiano di Avellino 2017 Mastroberardino [毒味または晩酌]

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Radici Fiano di Avellino 2017 Mastroberardino
ラディーチ・フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ 2017 マストロベラルディーノ

以前、並行モノでご案内したブツとはラベルデザインが変更になりました。

フィアーノって上品、洗練された白ブドウ品種なんですよね。大好きです。ファランギーナほど黄色い果実は強くはありません。グレコほどシルバーなミネラルが強いわけでもない。白い果肉の果汁、決して濃いわけではないゴールドの柑橘がほどよいバランス。もちろんミネラルもあるんだけれども、シルバーな硬質ではなく、クリアな硬質って感じかな。

いい意味でニュートラル。「The」を頭につけたくなるようなイタリアの白ワイン。洗練された酸味も手伝ってお料理を選ばないんですよね。何色にでも染まるタイプともいえます。

スッキリもしてるし、サッパリともしてるんだけど、ちゃんとヌケのない密度があります。実はそれなりにボディもあるんだけど、酸やミネラルがしっかりしてるので「ほどほど」なのがいいんです。

なんてことはない「いい」ワイン。これ大事ね。

イタリアワインには非日常なワインももちろんあるんだけども、日常にある‥あることすら気にさせないのがイタリアワインでもある。当たり前に「いい」ワインがある生活っていいよね。2019年もそうしよう。

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Percarlo 2013 San Giusto a Rentennano [毒味または晩酌]


昨年末に飲んだ2013年のペルカルロです。

すでに2014年も並行で先行入荷したロットをご案内済み。春が来る前には正規輸入元さん(のひとつ)のロットを(また一通り)ご案内できると思います。待望の2015年はまだ(並行の)オファーが来てませんが、秋頃にはご案内できるような気がします。正規輸入元さん(のひとつ)のロットが、いつもの並行モノの入荷時期に近づけば正規輸入元さん(のひとつ)のロットのみになる可能性もありますが、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノに関しては長らくその並行モノでまかなってきた歴史もありますし、正規輸入元さんがいつまで続くかどうかは案外不透明な部分もあるので、保険はかけておいた方がいいかな?と考えています。これまで並行だからとクレームをいただいたこともないですしね。

んで、2013年のペルカルロです。スーパータスカンとしてのサンジョヴェーゼ単一品種を全うする酒質は、いい意味でちっともキャン・クラらしさはない。だからってバリックの化身でもないのがペルカルロ。まだまだ若いのは承知している。その密度や深度を測るための採掘を邪魔するのような硬質さを初日に感じ、二杯目、二日目以降はある程度その採掘作業もスムーズだが、アルデンテ的な芯があり、実はそれがなくなるわけでもないのもペルカルロ。

ペルカルロは、解こう、開かせようと思わないでいい。無理すれば壊れてしまう。でも、決して気難しいわけじゃない。こちらから近く、それを、すべてを肯定する努力を強いられるだけ。ペルカルロからこちらに合わせてくれることはない。すべてを受け入れよう。


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