SSブログ

Fontalloro 1990 Felsina [毒味または晩酌]

IMG_1035.jpg

Fontalloro 1990 Felsina
フォンタッローロ 1990 フェルシナ

決算前のバタバタ、イライラから開放するには、血を入れなければなりません。
しかも上質な血を。

1990年というビンテージは大好き。
超優良ビンテージの中でも、別格のビンテージだと思う。

もちろん市場価格もそれなりだが、自分の値頃感と合致すれば迷う必要はない。
これまでも1990年のワインは何本と飲んできたがハズレた試しがない。

フォンタッローロの1990年。

そもそもフォンタッローロは甘味推しのスタイルではない。構成感ヒシヒシ系なのはフランコ・ベルナベイが手掛けていた頃から変わっていない(知らんけど)。フォンタッローロと比較すればペルカルロの方がよっぽど、親しみやすいし、万人受けするスタイル(語弊あり)。

古酒を嗜むなら、最初の一杯は気にしないこと。還元もキツいし、いわゆる熟成香が支配的、まだ起きない果実味‥バランスが一番悪いのが最初の一杯目。

複数人で飲むなら、最初の一杯は、嫌いなヒトに注ぐか、グラスをリンスするのに使うのがオヌヌメ。

いくらしっかりと熟成されていても目覚めるのに時間もかかるし、熟成香がヌケる(弱まる)にも時間がかかる。古酒だってゆっくり飲む、ワインの時間に合わる余裕がないならオヌヌメはしない。

一杯目も一口目は熟成香が支配的だけれども、やんわりとスワリングしてやると、あれよあれよで、果実の香味が最前列で迎えてくれる。やはり構成感をヒシヒシ、たっぷりかつ、複雑なフルーツ、角の取れた渋味や酸味を感じるが、なめらかなだけではない。

ひゃーめっちゃ旨い。

でも、二日目はさらに旨いだよ(初日は二杯、300mlぐらい)。

三日目になると少し「はななさ」が出てくる。

古酒、おいしいなあ。



コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。