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吉野家のネギラー油牛丼はイケてました。 [ほぼ雑談]

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(本文と題名、画像は関係ありません)


輸入元さんも大変なのはよくわかります。


今回は、飲食店さんでの酒類の提供がNGとなると尚更ですね。


かつて取引があったような、なかったような(どっちだよ)輸入元さんや、

確か、一度も取引がなかったような、あったような(どっちだよ)輸入元さんなど、


ご連絡をいただく機会が増えました。


輸入元さんも大変なのはよくわかります。


あたしも50歳になって丸くなりましたので、かつて取引してたにも関わらず、音沙汰のなかった輸入元さんに「なにを今さら」と思うことはありませんし、初めてご連絡をいただいた輸入元さんにも「なにを今さら」とも思いせん。


来る者は拒みませんよ。

もちろん、去る者も追いませんけれども。


逆に、いつもお取引のある輸入元さん、生きてますか?死んでますか?きっと売上も下がって、既存のお客様だけではダメだ‥と、思うのは当然のことですが、そもそも既存のお客様への提案や営業がおざなりで、新規開拓にばかり気を取られているのかもしれません。


知らんけど。


いやあ、マジで知らんけど。


既存のお取引のある輸入元さんには(も)頑張って欲しいなあ。

お客様、喜ばせましょうよ!


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Barbera d'Alba 2012 Bruno Rocca [毒味または晩酌]

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Barbera d'Alba 2012 Bruno Rocca
バルベーラ・ダルバ 2012 ブルーノ・ロッカ

ちょっとした古酒、バックビンテージもいいものです。
というか、真骨頂とまでは言いませんが、そういうのあえて選んでるのはご存知の通り。
確実に初日の一杯目から、ガチガチ感なくしっとりとまとまっているワインがほとんどで、若いビンテージの二日目ぐらいの感覚が初日の一杯目からある。

今年のビンテージが2018年か2019年であろうと思うと6年、7年のバックビンテージ、
というか、古酒と呼んでもいいかなあ‥な、2012年。
果実の香味には軽く熟成したニュアンスが出始めてます。タンニンの角取れ、酸の馴染みは期待通り。
14,5度とアルコールは高めで、その甘味と果実味の甘味があり、深い旨味と溶け込み合います。
初日から馴染むようにすんなりと飲めるのが、果実味もたっぷりながらちょい古酒のいいところ。

とはいえ、二日目になると熟成のニュアンスまで溶け込み、さらに一体感がある。
熟成し始めの段階の古酒でも、まだまだ二日目の方がなお旨い。
アルコールの高さもこのワインにとっては似合ってる。
おいしいねー。すんなりと飲めちゃうんだよね。

三日目まで残らなかったわ。


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えび。 [飲んだの喰ったの]

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いわゆる「海老の香草パン粉焼き」です。

アルゼンチン産の海老です。

背中から包丁を入れて、背わたを取って。
頭にも包丁入れたんですけど、ミソのことを思うと入れなくてもよかったなあと反省中。

フレッシュはハーブは義母が育ててるローズマリー、他はタイム、バジルなど冷蔵庫にある乾燥ハーブと、パンコ、ニンニクの微塵切りなどを適当にまぜまぜしたものを、開いた背に乗せて、あとはヘルシオさんにお任せ調理。

ただ、どこかヘルシオさんを信用してないんだよね。

「あと、5分‥」

みたいな表示がでるのですが、上げちゃった。
エビの身はバッチリな火入れ、でも、殻の部分はもう少し我慢が必要だったか‥。
にしの家の場合、もちろん、身の部分が主役だけれども、甲殻類は殻の香ばしさ(殻まで食うからな)、
エビなら頭のミソが最重要と思うと、ヘルシオさんの言う通りにもう5分、身のやわらかさを損ねても待つべきだったかもしれない(なにを大層に)。

それでもおいしかったですけどね。
バジルソースっぽいのを身に塗るか、マヨ乗せで炙ってもよかったかもしれませんが。


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Etna Rosso 2018 IDDA(GAJA・GRACI) [毒味または晩酌]

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Etna Rosso 2018 IDDA(GAJA・GRACI)
エトナ・ロッソ 2018 イッダ(ガヤ・グラーチ)


そのエトナ・ロッソと共通のエトナ山の頂上から‥をモチーフとした渦のような、蜘蛛の巣のような、幾何学模様とも捉えることのできるラベル。この2017年がセカンドビンテージとなり、2018年は二年目になりますね。2017年と2018年でラベルの紙質とプリントが違い、よりGAJA色が強くなっています。コルクは最近では珍しいお尻と頭にビンテージの刻印のある生コルクで4,5cm、コルク自体の質はなかなか良いですね。ザルトのボルドー型(あたしの中では大き過ぎないブルゴーニュ型)。ちなみに表記のアルコール度数は2017年と同じく14,5度となります。

色調は淡く、エッジに少しオレンジが挿す赤。14,5度とアルコール度数の高さはグラス内壁を垂れる脚にも。イチゴのフレーヴァは、フレッシュさとコンポートにしたもののハイブリッド。色の赤黒いイチゴ、アメリカンチェリーのシロップ漬け、スイカのような少し青さ、瓜っぽい香りが少しありますね。赤いメロンがあれば、そういう感じ。エトナらしい火山性土壌を感じさせる少し焼けたミネラルの風味も感じますが強くはありません。

口に含みますとチャーミングなイチゴの深い旨味があり、奥深い。色調は淡いですが、果実本来のボディ感と、アルコール由来のボディ感、そして両方の甘味を感じます。穏やかな酸味があり、キメ細かなタンニンも丸い果実味に溶け込んでますね。果実の香味はネレッロ・マスカレーゼそのものですが、この奥行きと深さはさすがです。これがイッダのスタンダードライン、もちろん、いいお値段ですが、非常に満足感がありますね。独特のオリエンタルな果実とスパイス、ライチや八角、シナモンの風味がありイチゴを中心とした果実味に複雑さを与える。

正直、ほっとしている。価格を考えると旨くて当然なんだけれども、価格を思うとそうでもなかったらどうしようと少し心配していたが、心配無用。イッダのエトナ・ロッソ、おいしいです。ちゃんと個性も感じます。継ぎ目や、イガイガとしたような要素はなく抜栓初日の一杯目ですが、すでに丸みがあり、スルリというか、蒟蒻畑とつるんとしたようなクリアな厚み、ボディのあるものがつるんと通る感じ(わかるかな)。アルコールの高さも感じているが、嫌な感じじゃないね。そのアルコールや果実味、スパイスに甘味を感じるんだけれども、どんどん、渋味や、塩気も出てきた。赤なんだけど辛口。そして余韻が長くなってきたねー。これもすばらしい。

いい意味で、後出しジャンケンなので勝てる感じもある。産地としては歴史あれど、市場に受け入れられたのは近年‥と、思うとやはり新しい産地、その土地で造り続けてきた生産者がどうして、近年の地位まで上げれなかったのか、マルク・デ・グラツィアや、アンドレア・フランケッティが参入してやってきたこと、それに追随する州外と、州内の生産者達、そして、市場をよーく見て、そう、後出しジャンケン、間違いなく勝てる。勝ち方を知ってる。

策士やな。

終盤の酸味にどこかブラッドオレンジのような苦味を伴う赤く濡れた柑橘があるね。あまりにも大雑把かもしれないが、イッダのビアンコは、ピエモンテにおけるガヤのロッシ・バス(シャルドネ)や、アルテニ・ディ・ブラッシカ(ソーヴィニョン)と品種特性は違うんだけれども「てい(体)」や表現が共通している。では、このイッダのエトナ・ロッソは?その品種特性から、ピノ・ノワールとも例えられるネレッロ・マスカレーゼ、なら、ガヤのネッビオーロっぽいのかと思ってたんだけれど、現時点では‥「カ・マルカンダ」。そう、ガヤのボルゲリプロジェクトであるカ・マルカンダに方向性は似てるかもしれない。いい意味でモダン、新しさ、「ナウ」なんです。

まあ、めっちゃ語弊あるけどな(主観やから語弊だらけやで)。

実はすでに二杯目を飲んでるんだが…。うーん、完成度高い。リリース仕立ての抜栓当日でこれだけ角取れも感じて、閉じは感じず、まとまってて、そしておいしくって‥。もう伸び代ないんじゃないか?と思うけれども、まだパイオニア達の熟成ポテンシャルの検証もできてないのに、どうすんだ‥まあ、今のこのおいしさを存分に楽しめ‥そういうことです。

二日目です。初日は予想以上にどっぷりだったので、ザルトのブルゴーニュ型にしてみましょう。初日に負けず劣らずのネレッロマスカレーゼの果実香がしっかり開いてますね。果実香にはやっぱりシナモンなどのスパイスを感じるし、エトナの焼けた岩のミネラルがある。口に含みますと、よりまとまり、深みと旨味を増しました。渋味に近い部分に苦味があり、そこに近い部分にスパイス。酸味もしっかりあるが溶け込みもいい。余韻も長いし、大きくって深い。アルコールが浮き足立つことはく、あくまでも重厚さやホディに繋がってるのも上手い。確実に旨いよね。他のスタンダードクラスよりも、酒質(も、価格も)は上だと実感する。こうなるとワイン単体での満足感も尋常じゃないな。食べ物が思い浮かばないわけではないが、なくてもいい(あればなおよい)。ザルトのブルゴーニュ型だと大き過ぎるかなと思ってたんだけど、ぜんぜん大丈夫。

三日目はザルトのボルドー型です。イチゴが一番前に出てきました。果実の甘味ある香味はよりなめらかに、アルコールの甘味、ボディ感はそのままに。高いアルコールを楽しみながらもスムースに飲めてますよ。うん、うんまいですね。三日目は酸味も少しクッキリしてきますが、まだまだ果実のボリュームが大きい。スパイスとともに、いい刺激になっています。想像以上にエトナらしいし、現代的なおいしさが全面に出たスタイル。やっぱ旨いんだよなあ。いやあ、マイッタ、マイッタ。

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Sicilia Bianco 2019 IDDA(GAJA・GRACI) [毒味または晩酌]

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(この光沢あるラベルがガヤっぽいでしょ。グラーチで醸造、販売はガヤということは‥ですね。)

Sicilia Bianco 2019 IDDA(GAJA・GRACI)
シチリア・ビアンコ 2019 イッダ(ガヤ・グラーチ)

そのエトナ・ロッソと共通のエトナ山の頂上から‥をモチーフとした渦のような、蜘蛛の巣のような、幾何学模様とも捉えることのできるラベル。この2019年がセカンドビンテージとなり、2018年の実物は手に取ったことがないのでわからないが、そのエトナ・ロッソは2018年と2019年でラベルの紙質とプリントが違い、よりGAJA色が強くなっていますので、このビアンコもセカンドビンテーからこの光沢のあるラベルなんだと思われます。コルクは最近では珍しいお尻と頭にビンテージの刻印のある生コルクで4,5cm、コルク自体の質はなかなか良いですね。冷蔵庫キンキン温度、グラスは迷ってザルトのユニバーサル型。ちなみに表記のアルコール度数は13度となります。

なお、すっかりエトナ・ビアンコDOCと思い込んでましたが、シチリア・ビアンコIGTとなります。畑がエトナDOC認定地区ではないということになりますが、あまり気にしなくてもいいです。

色調は決して濃いわけではないレモンイエローですがクリアでブリリアント(昔、長居公園の南に住んでた近鉄のブライアントではない)ですね。柑橘を包むような白い果肉の香り、芳香さがあるが華やかさは控えめに感じるのは、果実香の密度の高さ。ミネラルの風味もあるが、果実香にそれなりの厚みがあるんですよね。クリアでミネラルにも果実香にも重厚さを感じるのは、ガヤのロッシ・バスや、アルテニ・ディ・ブラッシカと共通するイメージ。一部に樽発酵や樽熟成をさせているようだけれども、樽の風味はそう感じることはなく、厚みに貢献している模様。

まずは口に含みます。ミネラルの中に塩気のアクセント。グラスの内側でぷちぷちとすることはありませんが、口の中では新鮮な酸味がぷちぷちな刺激に感じられます。このハーブはなんだろうな、セージかな。決して青々しい、緑々しいわけではないのだが、ハーブのニュアンスがあり、あっさりとした、エキストラバージンではないオリーオイル、13度と決して高い度数ではないが、そのオイリーさにリースリングに似た部分も確かにある。香りに甘味はあるが、飲み口のまろやかさに近い甘味の方が前。柑橘も一概にレモンでは済まされない、柑橘の皮の色にグラデーションを感じますね。基本単一品種的な方向性の一貫性がありますが、繊細な複雑さがあり、伏線回収のような酒質。リースリングとシュナン・ブランの間の落ち着いた感じ。

香味に閉じ感はないし、ミネラルを存分に感じるが硬さを感じさせるわけではない。なるほどなあ。実は(ご存知かも知れないが)、ガヤの白好きなんですよね。やっぱりロッシ・バスやアルテニ・ディ・ブラッシッカの面影がある。今回はあくまでもグラーチとのジョイント・ベンチャーであるし、醸造もまだグラーチで行っているはずだが、その味付け(語弊あり)は、ガヤのワインそのもの。今やアンジェロの時代からガヤ・ガヤさんの時代とも言えるが、彼女のセミナーで、イッダのプロジェクトでエトナ・ロッソ(ネレッロ・マスカレーゼ)の話中心になると思いきや、この白、カリカンテという品種のポテンシャルを力説していたことが理解できる。カ・マルカンダではヴィスタマーレというヴェルメンティーノと、ヴィオニエという品種に挑戦していますが、ピエモンテーゼが注力する島の品種、カリカンテのポテンシャルと、そのガヤの解釈をヒシヒシと感じますね。

少し温度が上がってきました。穏やかですね。ウナバラ感がある。でも、そこでユルく感じさせない酸のレベルはキッチリ守られているのがさすが。じゃあ、グラスを変えてみましょう。次はザルトのボルドー型です。ボルドー型と書いてますが、あたしの中では程よいブルゴーニュ型です。カリカンテってアロマチックさがあるんですね。どうして、エトナ最上地区と言われている北東側ではなく、西側なのか。ミネラル感のやわらかさ、もっといわゆるエトナはミネラルが強く(強く感じる)、焼けたような黒土の風味があるのですが、このイッダのビアンコはそれ推しではない(もちろん、要素はあるし感じる)。実はガヤのスタイルっていうのは、実は、テロワールの表現というよりも、品種特性の表現の方が強いと思ってるんですよ。だから、この場合は、エトナらしさよりもカリカンテらしさの方が強い。エトナにおけるカリカンテなんだけれども、カリカンテを自分なりに解釈、噛み砕いてガヤとしての良さを引き出した結果なんですよね。

このグラスだとオオウナバラ感があり、どっぷりとした感じ。ワイン単体でも満足感がありますね。でも、シャルドネやソーヴィニョンとはまったく違うんだけど、ガヤらしさを感じている。なんだろうなあ。バターじゃないな。油分はオリーブオイルがいい。豚肉、鶏肉ではなく魚介が近い。でも、このワインに負けないのはなんだろう。ハマグリの出汁、もちろんアサリでもいいんだけど。このまろやかさを思うと乳化のイメージもあるし、パセリの風味も欲しい。ボンゴレでもいいだけども、鯛の骨からの出汁があってもいいですよね。となるとアクアパッツァもいい。ケイパーや、トマトの風味がもいいアクセントになるはず。鶏肉なら、ササミとか、セセリとか、そこに油分としてアッサリならバターでもいいし。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのボルドー型にしてみます。そうなんだよな。やっぱりガヤのワインだわ。一部樽発酵、樽熟成が施されてるんだけれども、とてもピュアで透明感のある果実味と香りがある。果実香、ミネラルの香味の層、ミルフフィーユかラザーニャか、継ぎ目のない厚み。揮発的な爽快なハーブ、白い花の香り、柑橘と白い果肉果汁、やわらかさと溌剌さ、新鮮さもあるし、落ち着きもある。涼しさもあるんだけれども、未熟な果実は微塵もない。

飲み口の一体感、まとまり、グっと内側へ、核に向かい沈み込むような旨味があり、上質な酸味による唾液の誘発、いやあああ、これはガヤの作品だわ。ロッシ・バスとアルテニ・ディ・ブラッシカ大好きっ子の俺が言うんだから間違いない。

三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはザルトのユニバーサル型です。初日から一貫性がありますね。三日目ぐらいでそう変わるものでもないのもガヤのワインらしいなあと思うんですよ。ガヤの白はいつまでも新鮮さを損なわない、老ねずにクリアなまんまなんだよな。どうやらこのIDDAのビアンコも同じだ。何も変わらないまま、10年なんて余裕で熟成‥いや、10年経ってもそれほど差はないのだろうと予想(知らんけど)。うん、いい塩気があるね。ワイン単体でも楽しめますが、なんか塩気欲しいね。エトナとはいえシチリアだし、しらす+チーズとか、アンチョビはもちろん、小イワシなど青魚もいいですね。まだ青いトマトなんかもいいかなあと思うんですが、最近はまだ未熟かもという感じのトマトは売ってないけどね。もう完成度の高さに関心しちゃうな。

ただ、ガヤが関与するからと言って、この価格を肯定、受け入れられるか?はお客様次第。ただ、他のスタンダードなエトナ・ビアンコ達を比べても酒質、味わいは負けてない。ガヤなんだからこれぐらいしても不思議でもなく、個人的には納得。来年も買うことになるだろう、そして、熟成もさせてみたいですね。白なんだけど、ガヤの白の熟成耐性の高さはこのイッダのビアンコにも垣間見える。


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Brunello di Montalcino Riserva 2013 San Giuseppe / Stella di Campalto [毒味または晩酌]

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(予備品として出しましたが、誰も手をつけてくれないのであたしがいただくアルヨ)

Brunello di Montalcino Riserva 2013 San Giuseppe / Stella di Campalto
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ 2013 サン・ジュゼッペ/ステッラ・ディ・カンパルト

年々評価(も、価格)も高まっている造り手ですね。
渡伊した際に連れてってもらったんだよなあ(遠い目)。

いつぞやRDMを飲みましたが、それと比較すると色味も香味も圧倒的に凝縮感が上がります。
ただし「濃くなる」わけではありません。そして「旨味推し」というわけでもありません。

傾向というかスタイルはソルデラっぽいかなあ(非常に語弊あります)。

ちなみに公式サイトにはブルゴーニュ型グラスで飲んでね‥な、指示あがありますので守りましょう。ヴィノムのボルドー型と、ブルゴーニュ型で飲み分けましたが、確かにブルゴーニュ型の方が似合います(藍チャソもグラスによる香味の違いに関心してました)。

酸味や渋味に熟れを期待する要素はあるんだけれども(まだ若いですからね)、全体的なおおらかな酒質で、しっとりしなやか。確かに甘旨味もあるんだけれども、構成感もあり強弱のテンポが良い。そして、結果飲みやすい。

飲みやすいってのは大事です。

昔は、(最初は、)圧倒的パワフルなワインを好んだものでした(今でも好きですけどね)。

でも、圧倒的な満足感を濃さや強さに求めなくなったのかかあ。すんなりと飲めるようになる。いや、圧倒的パワフルなワインを飲み難くなったとも言えますね。

今は、無理のないワインを評価する傾向です。

あたしの場合、そのワインを理解(咀嚼)できてるので、自分自身の趣味趣向が変わったことにも気付くし、それを肯定するのも躊躇ない。こうなると、あまりワイン誌の評価とか、自分以外の客観に見せかけた主観にも動じなくなるし、その方が楽なんですよ、絶対に楽、そして結果おいしく飲める。


最終的にはおいしく飲めるかどうか‥そこが重要ですね。

ステッラさんのワイン、ひとつ抜け出ててますね(値段も)。でも、もうひと山、越えれると思し、もうひと山越えなければならない山がある。それを超えた暁にはこのお値段が安く感じることになるだろうな。

2015年も押さえております。

まだまだ若い造り手、まだまだ上がありますね。


おたのしみに。

生ハムとサラミは、実はこれ、(黒)トリュフが付いてるのよ。
香料ちっくだったらイヤだなあと思ってたんだけど、そうじゃなくて良かった。
たまにはこういうのもいい。

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にしの家で不定期に開催されるパエリア大会。

パエリアの素、みたいなのですけどね。
エビにイカに、アサリに、季節の野菜などもテンコモリ。

三人で米三合を完食。

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Antonio Caggiano [毒味または晩酌]



このグレコ・ディ・トゥーフォと(下の)フィアーノ・ディ・アヴェッリーノは両方DOCGだからか、(さらに下に画像を掲載している)ファランギーナやフィアグレよりも、一見形状は同じ撫で肩ボトルなんですが、これらは結構な重量瓶(で、梱包が少しし難い)。ラベルの紙質も印刷もちっともチープではないし、コルクだってそう、でも、弊社販売価格2,580円税込なんだから、その酒質同様にパッケージングにもコストがかかってて、さらにコスパが高くなります。

さて、グレコ。いや、グレコ以外もだけれども、全体的にアントニオ・カッジャーノの果実の香味の力強さがとてもいい。ミネラルもあるんだけれども、ミネラルばっかじゃない。グレコももっと火山性なミネラルが前で、もっと塩っけの強いタイプもあるが、岩肌な風味も塩気もほどよく、グラデーションある柑橘をより複雑にさせている。

そういえば市場には岩牡蠣がで初めてますが、いいんじゃい?

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Beschar Fiano di Avellino 2019 Antonio Caggiano
ベシャール・フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ 2019 アントニオ・カッジャーノ

イタリアの土着品種10傑に入るはずのフィアーノ。基本的にフィアーノに求めるのは高貴で上品な果実味や、花の香りだが、これもアントニオ・カッジャーノの手にかかれば複雑さにメリハリ、とはいえ、難解ではないし、押しは強そうで、迫るほどではないという絶妙なバランス。単一品種の白でここまで複雑な香味はなかなかないと思いますね。やはりフィアーノのポテンシャルの高さヒシヒシ。全体的に白っぽいイメージのフィアーノですが、こちらも白が中心だけれども、少し黄色が入る。でもその黄色は柑橘というよりも、黄桃とか、アプリコットの果肉のイメージ。

グレコもワイン単体でたのしめるタイプだけれども、このフィアーノもそう。昨晩はパエリアしたんだけど、サフランに風味に、エビ、イカ、貝類、そして野菜からの出汁ともあいそうだなあと思いながら他のワインを飲んだんだけどね(おい)。

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Falanghina 2019 Antonio Caggiano
ファランギーナ 2019 アントニオ・カッジャーノ

最初は、このファランギーナと(下の)フィアグレを扱うだろうと、先に毒味をしておりました。希望小売価格で300円税別の差(しかないとはいえ、安い)だし、ファランギーナも常に扱いたいと思いつつ、どこか決め手に欠けてて、ながらく欠品中でもありますからね。

きっと、カンパーニャ州における土着品種の中でも一番多産で、まあピエモンテでいうとドルチェットのように、普段はみんなファランギーナ飲んでるんじゃないか?と勝手に決めつけてます。でも、ファランギーナはDOCG認定区画がないんですよね(たぶん)。逆に、一部のファランギーナだけDOCGにすると全土で栽培してるのにとクレームがあるのかもしれません(想像に過ぎない)。ファランギーナは、少し南国フルーツの風味があってね、このファランギーナだとバナナとかパインの果実の香味がするし、ひょっとするともっとパワフルでもよかったと思ってたのかもしれない。アルコール度数を含めてね。でも、2,000円ちょいですからね。もう少し暑くなったら再毒味しようと思う。

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FiaGre 2019 Antonio Caggiano
フィアグレ 2019 アントニオ・カッジャーノ

フィアーノとグレコだからフィアグレ。綴りも、Gが大文字になってるし、少し間隔がある。確か(覚えとけよ)フィアーノが70%、グレコが30%。基本的に混醸は大好き。確実に複雑さが出るし、温度帯や、時間経過も楽しくなる。これもファランギーナと同じく2,000円ちょい。ならこれでいいと思ってた。一番サッパリと飲めるタイプで、扱わない理由も見当たらないんだけれども、あれもこれもが無理だとすると、結局、両DOCGを選んじゃった感じね。


にしても、アントニオ・カッジャーノは目から鱗のおいしさがある。まずはフィアーノとグレコ、楽しんで欲しい。


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Barolo 2015 Bartolo Mascarello [毒味または晩酌]

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Barolo 2015 Bartolo Mascarello
バローロ 2015 バルトロ・マスカレッロ

バルトロ・マスカレッロ。

フタコトメにはクリュ、クリュな昨今、所有する複数の畑からのネッビオーロを混醸することで、単調ではない香味や、複数が層になることでの厚みを複雑さを醸す貴重な存在です。

2016年は、ワインアドヴォケイト誌で100点を獲ったとか、獲ってないとか(獲りました)。ちなみに、この2015年は95点でした。まあ、今頃、100点だのと言われても…という銘柄ですけどね。

ここらへんのレベルの生産者になると、大抵はリリース時に入手するのが一番お安く、リリース後は高くなりますね。ブルゴーニュの銘醸ほど高くもなりませんが、相場な高値安定となります。ここらへんのレベルの生産者の中ではリリース時の価格は相当お買い得なのもバルトロ・マスカレッロですが、ワインアドヴォケイトで100点獲ると、はてさてどうなるやら‥そもそも割当が回ってこない可能性の方が高いかもしれませんね(日本入荷量は決して多くありません)。

これまでもバルトロ・マスカレッロは何度か経験しているんだけれども、都度グラス一杯、二杯程度で、しかもそれなりの古酒しか経験がありませんでした。幸い、2015年の在庫もあることですし(残りは私物に回りました)、今のうちに若いうちがどんなものかを確認のため飲んでみることに。

ちっとも閉じてない。
構成感や張りは感じるんだけれども硬さはまったくない。
しなやかなんだけでも、やわらかいというわけではない。

若いから、ガチムチ(なんでムチ)で飲めない、早まった‥という感覚はゼロ。

樽を意識させることはないし、単一品種ながら非常に複雑で、ああ、バローロだなあと思わせるネッビオーロ。
とても澄んだ酒質で、キレイなバラの香りと、赤いベリーの香りがとてもいい。
グラスはザルトのブルゴーニュ型と大振りなグラスなんだけれども、ちっとも負けないし、張り合うことすらない。
無理のない酒質というのはこういうのだな。アルコール度数も14,5度とたっぷりなんだけれども、アルコールを強く感じさせるわけもない。

ああ、口の中、喉の奥まで満たされる。旨味がありスムーズな酸とタンニンの伸びがすごい。果実の甘味も相まって‥もうたまらんバローロですわ。

なるほど。バルトロ・マスカレッロは若いうちから飲めるんですよ。と、師が仰ってたのを実感。

マイリマシタ。


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辛口炙り肉ソバ ひるドラ@鶴橋 [飲んだの喰ったの]

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辛口炙り肉ソバ ひるドラ
住所:大阪府大阪市天王寺区舟橋町18-3
電話:06-6777-8330

二週間前です。
今から思えば、帰省させといてよかったなあと。
今はとても府外に出るのは無理っぽい。
(昨日はお仕事で出ちゃったんだけど)

で、月曜日で藍チャソは講義があるのだが、午後から。
ということで、昼メシを食わせろと。
で、何がいい?
ラーメン、
どこの?
ひるドラ。

おじさん、こう見えてそろそろコッテリはしんどいんだけれども。
ここのはコッテリというよりも濃い味かな。

醤油を4辛、ネギだくで。

藍チャソが喜んでくれればそれでいいのだ。

カウンターのみの店内ですが、感染対策しっかりされてます。


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Franciacorta Brut Blanc de Blanc NV Cavalleri [毒味または晩酌]

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Franciacorta Brut Blanc de Blanc NV Cavalleri
フランチャコルタ・ブリュット・ブラン・ド・ブラン NV カヴァッレリ

お刺身定食に見せかけた手巻き寿司大会です。

カツオの背はヅケにしてみました。
カツオの腹は皮を炙りに。
剣先イカのお作り、ゲソは炙りに。
アナゴのお刺身がよかったなあ。
一応、細かく包丁入れてるんですがブリブリの食感と脂ノリノリ。
マグロは脂のノリノリのとこ(腹のトロじゃないけどね)。
富山産のホタルイカもお値段安くなってきた。
あとは、藍チャソの好物のカニミソなどなど。

いやあ、代わり映えしませんが、とにかく刺身も寿司も大好きなんすよお。

で、これまた代わり映えしないカヴァッレリのフランチャコルタを。

代わり映えしないほど、もう生活に根ざしてる‥
これもイタリアワインの世界観だと思う。



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