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Barbera d'Asti Bricco dell'Uccellone 1990 Braida [飲んだの喰ったの]

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(ラベル不良のB品として紹介しましたが、あたしが開けました←おい!)

Barbera d'Asti Bricco dell'Uccellone 1990 Braida
バルベーラ・ダスティ・ブリッコ・デル・ウッチェローネ 1990 ブライダ

ウッチェローネの畑の頭頂部はアイ・スマとして1989年から別に詰められることになりましたので、この1990年のウッチェローネはある意味ファーストビンテージなのかもしれませんね。

古酒の抜栓。いちおう、ソムリエナイフのスクリューを入れてみて、うーん、ヤバそうだなあと思ったら素直にデュランドを使うのが安心。これぐらいの染み、側面もキレイなもんだ。グラスはザルトのボルドー型です。

熟成を感じさせる茶色、オレンジもありますが、思ったよりも暗さが残ってますね。枯れ専が喜ぶ熟成香にスポット当てると、最初の20mlほどはあたし捨てますので、それ以降の一杯目が一番熟成香が強い状態ですね。そこから、空気を含ませて(強いスワリングはしませんよ)、二日目になると熟成香はあるんだけれども、それ以上に果実香がふんわりと開いてくるので、目立たない状態になります。これは、このワインに限ったことでもない。古酒だからって、抜栓後急いで飲む必要はないし、急いで飲んでも本来の果実香が開く前に飲み切ってしまってはモッタイナイ。

抜栓したからってみるみる内に酸化しますよ、空気抜いて下さいというのはナイナイ。ボクにはバキュバンもコラヴァンも、自動販売機みたいな窒素かなんか入れてあるのもナイナイ。あんなん必要がない。そもそも一杯だけ飲もうというのがナイナイ。一本買って、一本通しで飲みましょう。最初の一杯から最後の一杯まで、もちろん、ひとりで飲む必要はないんですが、何杯かを時間をかけて飲めばいいんですよ。

人様の都合にワインの状態を合わせるのはソムリエの仕事かもしれませんが、ご家庭でそんなん必要ない。ワインの都合に合わせたったらええんですよ。早けりゃ明日飲めばいい。他にもワインはストックされてるでしょう?

古酒だって、大抵は、何杯か注いでボトル内、液体にたっぷりと空気を含ませた二日目がおいしいんですよ。だからってエアレーション、デキャンタージュもあたしはしませんけどね。無理に開かせてもロクなことがない。

この90年のウッチェローネの二日目なんてほんと旨い。とてもやさしい果実味があり、もちろん、熟成したニュアンスはあるんだけれども気にならない。すーっと浸透するように舌に、喉に馴染む。甘味もまだあるし、ワイン単体でもいいんだけれども、鳩か鮑の内臓のソースが欲しくなっちゃう。

あーおんちかった。














(うどんか!)

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