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Castello di AMA [毒味または晩酌]

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色味はセルロイドな赤、悪く例えると駄菓子屋の赤い着色料のゼリーのような色。じゃあ、セルロイドが良い例えかどうかは知らん。サン・ジュスト・ア・レンテンナーノのロゼほどタニックさが前ではないけれども、ふくよかでほんのりと甘味のあるロゼの果実味もあるが、タンニンも酸も比較的しっかりしている。ある程度の大振りのグラスにも対応できるし、ワイン単体で十分楽しめる。逆に合わとすると、塩気の強いプロシュートやサラミよりは、薄切りのロースハムとか、モルタデッラのカツなんかどうだろう。もちろん、そこにフルーツトマトもあっていい。火を通したパプリカをマリネしたもの(にしの家でたまに出てくる)もいいかもしれない。まあ、あまりアッビナメントを気にせず楽しんで欲しい。


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どうやら近年のアマは、アルコール度数を低く(ある意味回帰)コントロール(語弊あり)しているようだ。このCCは12.5度しかない。そう、昔のCCは12.5度あたりが一般的だった。そういう意味でも味わいはクラシカルかつトラディショナル。これを飲めば、モンタルチーノのサンジョヴェーゼと、キャンティ・クラッシコのサンジョヴェーゼの違いがわかると思う。だからって古臭いわけじゃない。いい意味でメルロも感じさせない。低いアルコールのおかげで、飲み口はとてもスムース。飲み応えは満足度を上げるが、こういうワインも楽しんで欲しい(満足度が低いという意味ではないよ)。


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Cardonnay Al Poggio 2016 Castello di AMA

シャルドネ・アル・ポッジオ 2016 カステッロ・ディ・アマ

このシャルドネも度数は低く12.5度だ。でも樽は効いてる。樽ドネにはそれなりにアルコール由来のボリュームも欲しい。この度数で造るなら、樽を必要とせず、もっと新鮮なシャルドネでもよかったかもしれない。華麗にスルー。


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