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Dessimis Pinot Grigio 2018 Vie di Romans [毒味または晩酌]

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Dessimis Pinot Grigio 2018 Vie di Romans
デッシミス・ピノ・グリージョ 2018 ヴィエ・ディ・ロマンス

実際にはもう少し色は濃く見えるかもしれません。

でも、ロゼではなく白ワインなんですよねえ。

このワインには「夕張メロン」や「ブラッドオレンジ」を連想するんですよね。

「夕張メロン」つまりは、果肉の赤いメロンですね。基本的には白い果肉系フルーツ。ウリ科のニュアンス入るので、梨系の白い果肉が赤く染まったのとはまた違いますけどね。

「ブラッドオレンジ」つまりは、皮や果肉が赤い柑橘(オレンジ)ですよね。

白い果肉系果実と、柑橘系の果実それぞれが赤く染まった風味があるんです。

もちろん、赤く染まってない白桃の風味も感じるかもしれませんし、黄色いグレープフルーツのような赤くない柑橘を感じるかもしれません。

間違いではありません。

色んな要素が複合的に絡み合うので、それをひとつづつ紐解くと、「ベースの果実の香味+赤い要素」その結果が、夕張メロンだったりブラッドオレンジなので、解析すればするほど、最終形態とは少し遠くなるかもしれない巣のパーツの香味を感じることになる。

まったく間違いではありません。

パーツをどれだけ細分化できるか。色んなパーツを足したり引いたりして、新しいパーツになる。とても複雑ですね。

パーツのピクセルが細かくなればなるほど、最後はシームレスに繋がる、いい意味でキレイにボケる継ぎ目のない複雑さは渾然一体となり、複雑なのか、単体なのか‥になる‥実はそれが最上のワインでもあります(語弊あり)。

でも、一番その複雑さを感じやすく楽しめるのは、ある程度ピクセルを感じるスタイルなんですね。そういう意味でも、このデッシミスはいとも簡単に複雑さを感じ取れます。ほぼほぼ経験したことのある香味が連続するこの感覚はほんと貴重。すばらしい個性。めっちゃおいしい。

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