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普段飲みに使いたいサルディーニャの白とロゼ。 [毒味または晩酌]


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S'elegas Nuragus di Cagliari 2021 Argiolas
セレガス・ヌラグス・ディ・カリアリ 2021 アルジオラス

地中海品種として白はやっぱりヴェルメンティーノが代表格かもしれませんが、サルディーニャ島にはもうひとつ、オヌヌメの白品種があるのです。それがこのヌラグスですね。決して個性的過ぎるわけではなく、いい意味でイタリアらしい白ワイン品種、このワインの場合はハーブを主体に柑橘があり、ミネラルがあり、酸味があり、なぜか度数が14度もあるんだけれども、それも感じさせない新鮮さがある。熟れ過ぎてないのがいいんですよね。実は、ここらへんのアルジオラスのラインに少し酸の不足感、それによる構成不足を感じてたんだけど、この2021年のセレガスはイケてる、イケてる。案外、ライムとか添えてもいいかもよ。

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Serra Lori 2021 Argiolas
セッラ・ローリ 2021 アルジオラス

このロザートも定番になってきましたね。混醸のロゼ、結構貴重かも、そして大好きです。確実に複雑味はUPしますからね。2021年のセッラ・ローリは例年よりも旨味は少し控えめかな。ミネラルが少し前に感じますが、これは温度帯にもよるんだな。旨味が欲しいと思ったら少し温度を上げてみて欲しい。だいたいの日本のご家庭で作るイタリア料理にだいたい合うのがロゼのいいところ。そう、トマト使ってたらだいたい合うんですよ。この「だいたい」こそロゼの優位点なんですよね。決して甘口でもやや甘口でもありません、ちゃんとフルーツもあるけど、ちゃんとドライなロゼは使える、使える、間違いなし。


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Rosso di Montalcino Salvioni 2020 La Cerbaiola [毒味または晩酌]

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Rosso di Montalcino Salvioni 2020 La Cerbaiola
ロッソ・ディ・モンタルチーノ・サルヴィオーニ 2020 ラ・チェルバイオーラ

「2020VTは果実の凝縮度が高く、一部ステンレスタンクで熟成させることで、ヴィンテージのキャラクター(果実感)がよりしっかりと感じられるワインに仕上がりました。ブドウ本来のキャラクターやポテンシャルの高さをしっかりと感じられる2020VTのロッソは、樽熟期間を長く取る、ブルネッロとは一味違った良さを感じて頂けると思います。」

とのことで飲んでみました。

あーなるほど。

味はどこからどう飲んでもサルヴィオーニらしいサンジョヴェーゼなだけど、果実のピュア感が増してますね。確かにステンレスタンク熟成が過半数を占めると言われるとなるほどそうです。となると、樽熟成由来の樽のニュアンスや、まるでBDM的な重厚さは控えめでもあります。ただ、だからってサルヴィオーニらしさも失ってないし、バランスもいいしとってもおいしい。

2020年は決して悪いビンテージではないんですよ。なんなら優良年と言われているんですが、サルヴィオーニもね、世代交代してるんだったと思います。次の世代には、次の世代の価値観があって、オヤジと違うことをしたくなる気持ちもよくわかる、でも、受け継いだものを大事にしてるのも感じる。

うん、おいしい。オッケー、ありあり。


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