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のんに会ってきた。 [ほぼ雑談]

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舞台挨拶ではなく舞台(ステージ)シリーズ。

いつのまにかシリーズ化しています。今年は先日の「美しく青く」を皮切りに、この「私の恋人」そして、あと三作品のチケットをすでに確保済み。そもそも芸能人見たさなミーハー気質から始まった舞台鑑賞ですが、今やすっかり趣味のひとつになりつつあります。

でも、まあ、ミーハーなだけですけどね。

今回は、能年玲奈あらため「のん」の初舞台、しかも地元(兵庫県)初日となる「私の恋人」。『あまちゃん』でも共演した渡辺えりと、ご存知、小日向さんの三人芝居。運良く、前から二列目センターブロックちょい上手。兵庫県立芸術文化センター(中ホール)は、あの伝説の(勝手に伝説になっている)ヒロスエ最前列二連発以来です。

"のん"のファンなのか?

と聞かれたらYESで間違いない。『あまちゃん』でイッキにファンになった。

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ただ、一切の芸術性を感じない絵、プロレベルではない演奏、そして歌唱力もまったく評価していません。

彼女が一番輝いてキレイに見えるのは実は「写真(グラビアとは言わない)」ですかね。写真の中の彼女は一番表情がイキイキとしている。フォトジェニックで間違いない。まあ、しゃべらすと、キョドってることもあるのでなおさらですが静止画がいい。でも、彼女が女優として役にハマるとスゴい。彼女は「憑依型女優」なんです。役に憑依すると、乗り移ったように成りきることができる。成りきれば、セリフとして言葉の言い回しもキョドることもなくなる。逆に役の方が彼女に憑依してくるとも言える。シンクロ率の高い役、それが必要。

「女優」としての"のん"のファンなんですね。でも「舞台女優」としてはまだまだですけどね。声量、声の通りももうひとふんばり。歌はやっぱり下手やった。ただ、女優らしい顔の小ささと、横からみる鼻筋からつり上がった上唇の造形は美しさしかない。静止画であるフォトジェニックを3Dで観た感じ。

彼女が芸能界(テレビ)を干されているのは、SMAPと同列に考えてはいけない。彼女は取り巻き、ブレーンに恵まれない。今回のジャニーズの件でも不用意にツイートしてしまうバカな取り巻きにはつける薬がない。『この世界の片隅に』も、彼女の憑依が評価されているわけで、あの映画に救われた。まだチャンスはある。真面目に作品を選んで女優業のみで頑張って欲しい。ユイちゃん(橋本愛)のように。

渡辺えりにはつくづく感謝。この舞台は、もう"女優のん"のために仕組んだとした考えられない(そんなわけじゃないと思うけど)。女優に戻れと‥そいういう意味が込められていると思うし、"のん"を応援するための演出、"のん"を美しく、カワイく見せるための演出がそこかしこに見られる。

舞台の内容は少し難しい。どこか哲学的な部分もあるし、少しは歴史の背景を知っておかねばならない。舞台はテロップが出るわけでも、ナレーションがあるわけでもないし、そもそもすべてを説明しないから、汲み取るスキルも必要になる。そいういう意味でも藍にはちょっと難しかったかな?本人はたのしかったと言ってるからそれでいいんだけども。

恵まれてるなあ。センセーショナルなデビューと「干され」。だからなおさら気になる存在なんですよね。天然かつ天才肌なキャラクターはどこか放っておけない魅力に満ち溢れている。





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