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Vietti社メーカーズディナー(カーヴ・ド・ケー)@二条木屋町 [飲んだの喰ったの]

 
そのランゲ・ネッビオーロ・ペルバッコや、ロエロ・アルネイスをご紹介させて頂いているピエモンテのヴィエッティ社のメーカーズディナーに参加してきました。
 
いやあ、主催じゃないってとっても楽だわあ。
 
いつもお客様には遅刻を許しておりませんので、もちろんあたしも会場付近に1時間前にはすでに到着。
 
まずはアペりましょう、アペりましょう。
 
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(決して安くはありません‥)
 
赤垣屋
住所:京都府京都市左京区孫橋町9
電話:075-751-1416 
 
ここの雰囲気がいいのよねえ。カウンターは酒飲みの先輩方が占拠されており末席にスルリ。
 
ここは熱燗、しまあじの刺身を肴に。
 
外国人観光客様もいらっしゃいますが、30歳前後のまだまだデビューには早そうなカップルもいる。
 
若造「お酒を冷やで…」
 
   (わかる。"酒をヒヤで‥"は、大人の階段を上るにカッコ良く注文してみたいものだ)
 
店主「徳利、枡、どうしましょう?」
 
   (聞こえなかったのか、若造は悩んでる。店主は返事をただただ待つ) 
 
若造 「おちょこで‥」
 
   はらわたよじれるわ!
 
店主「はいよ‥」
 
   (大人の対応やわあ)
 
誰も、「こういう時はね‥」なんて注意も、教えもすることはないが、きっと彼は後々気付くだろうし、気付いて初めて一段、大人の階段を上ったことになる。
 
若い頃はいいんですよ。彼女の前では、知ったかぶりや、ええ格好したいんだよね。俺もそうやった(遠い目)。
 
今から酒飲むのにまずリップ塗るような彼女だけれども。まあ、キミが大人になった時は、隣にいるのはその彼女じゃないと思うよ。逆に言えば、その彼女と別れた時に、もう一段大人の階段を上るんだな(ほっといたれよ)。
 
では、会場へ‥ 
 
Cave de K
住所:京都府京都市中京区木屋町二条東入ル
電話:075-231-1995 
 
写真 2016-10-26 20 52 25 (1).jpg
(俺もイタリア語が話せればなああ←勉強しろよ)
 
Viettiの五代目。若いながらもしっかりと説明してくれました。
 
通訳は大先生。正確な通訳、的を得た要約、経験値の高さと深さを感じる持論から、時々「毒」を挟んでくれるという飽きのこない展開はさすがです!
 
とてもブログでは書けない内容は、追々メルマガなどで大先生の受け売りなのに「俺は知ってる(ドヤ顔)」感じで披露する予定です。

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(グラスは木村硝子、最後のラッツァリートのサービスです。決してクリュッグを噴かしたのを大先生にバレではいけません。)
 
サービスしてくれるのは、岩田ソムリエ。
 
ボクにはないセンスをお持ちです。
 
ボクにはない若さもお持ちです。
 
ボクには残されていない伸び代だらけです。 
 
彼と出会ってからいくつか諦めたことがあります。 

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まずは軽い前菜。
 
これで一人前だとお!(ペロリと完食)
 
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実はニョッキはあまり好みではないのですが、まさに耳たぶ的ほどよい食感に、素晴らしいソース。
 
とてもおいしいパンで、ソースはすべて胃袋へ。 
 
写真 2016-10-26 20 52 17.jpg
 
これ最高に旨かったです。
 
バローロ・カスティリオーネで煮込まれた牛肉。繊維質を感じながらも噛む必要のないやわらかさ。根菜はやはりネッビオーロに合いますね。
 
これは白飯ですわ。 
 
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まさかの肉続きは、鹿です。下には根菜類。
 
旨いわあ。旨いわあ。肉質、火入れ、最高やんかあ。 
 
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ではワインをば‥。
 
Moscato d'Asti 2003
モスカート・ダスティ 2003 
 
実はあたしの持ち込み。まだガスが残っていたのも驚きだけれども、深い甘味が軽やかに。大先生曰く、モスカートも長熟とのこと。 
 
 
はい。大先生の仰る通りです。今回の来日で相当数のボトルを飲まれている大先生ですが、このボトルのミネラリーさは際立ったましたね。少し香りは大人しく温度が上がると開いてきます。 
 
Barbera d'Alba Tre Vigne 2014
バルベーラ・ダルバ・トレ・ヴィーニェ 2014 
 
スパイスに雑味を感じさせない。キチンと熟したブドウを感じますね。でも過剰じゃないのもいい。 
 
Langhe Nebbiolo Perbacco 2013  
 
後のカスティリオーネのセカンド的な存在。とても親しみやすいネッビオーロで「今」おいしい。こちらも、エレガントモダンなスタイルで(語弊あり)、過剰な濃さや演出はない。とてもいい。
 
Barolo Castglione 2012
バローロ・カスティリオーネ 2012 
 
これが良かった。そのセカンドとの差も感じるまさにバローロ。でも「今」飲めるおいしさ。これは追々ご紹介する予定です。
 
Barolo Lazzarito 2012
バローロ・ラッツァリート 
 
日本入荷30本、ややこしいのでこちらのお店に全部卸されたそうです。ダブルデキャンタもされたそうですが、すんごいタニックな酒質、価格は上代30,000円越えだとか。
 
 
余談‥
 
いや本題か‥
 
ロエロ・アルネイスのあのキモいオッサンの話。
 
俺  「このロエロ・アルネイスに描かれている(無精髭のキモい)方はどなたでしょうか」
 
    (五代目にイタリア語で質問してくれる大先生)
 
大先生「 バッカスだそうです。」
 
 
バ、バ、バ、バッカス!?
 
あ、あ、あ、あなたが
 
 
神だったのですね!
 
(髭剃れよ!神!) 
 
 
 
 
おまけ。 
 
晒してやる!
 
 
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(フードライナーの高倉健は不器用なのに器用にクリュッグを飲み干します)
 


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