SSブログ

Brunello di Montalcino La Casa 2011 Caparzo [毒味または晩酌]

IMG_9410.jpg

Brunello di Montalcino La Casa 2011 Caparzo
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ラ・カーサ 2011 カパルッツォ

いいコルクです(正露丸のCM風で)。

密度高く、上っ面だけなら濃いワインですが、決してそうではありません。濃さの感じ方が外向きと内向き、両方のベクトルで図るべきだし、そのバランスなんですよね。バランスの正解は決まっているわけではなく、似合うか似合わないか。

いわゆる内向きのベクトルは「深さ」になりますね。ここがイタリアワインの美徳だと思っています。外向きの濃さはね、演出でなんとでもなるんですわ。でも、内向きの深さというのは、潜在的に持ち合わせてないととうてい表現できないもの。

三日かけて飲みましたが、まだまだ「ミナギリ」や「力強さ」が前面(全面ではない)だから、そういう意味では、外向きのベクトルが強めに感じるんだけれども、実は内向きの深さもしっかりあって、レンジが広い。ベクトルはそれだけではないから、そのアベレージではなんにも測れないんだけども。

非常に満足度が高い。これがクリュの個性なのだろうが、アンナータとの価格差をしっかり表現できているのはエライ。納得できますね。

旨味、甘味ももちろんあるが、ブルネッロらしいサンジョヴェーゼの疲れない密度感が主軸にあるからやっぱりいい。

コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Brunello di Montalci..Rosso 2011 Miani ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。