樽熟させたソーヴィニョンもどんどん好きになってきたぞ。 [毒味または晩酌]
小規模なブドウ栽培農家が集まるなどの協同組合方式の大きな(語弊あり)生産者も多く、全体的な品質レベルが高いアルト・アディジェ州。もちろんフランツ・ハースなど独立した生産者も頑張ってますが、ペータ・ディポリはそんな独立系の生産者。このフォグラーはソーヴィニョンブランを樽熟成させたキュベですがおいしいですね。アルト・アディジェらしい冷涼で、やや硬質なミネラルを感じさせながらも、丸みのある果実味、黄色の皮を持つ柑橘のグラデーション、パインのような温かみのある果実もありますが、ソーヴニョンらしい緑な一面もちゃんとある。バックビンテージとなりますが、老ねたような熟成感はありません。いいまとまりと落ち着きがあります。なかなか樽ヴィニョン(樽熟成させたソーヴィニョン・ブラン)を扱うことも稀ですが、これはいいワインですね。価格もこれなら納得のバランスの取れたコスパと言えるでしょう。
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