モーやだ。 [毒味または晩酌]
低価格帯ワインの扱いが少ないのは、納得できるものが少ないから。これに尽きます。Toscana Bianco 2014 San Lucianoトスカーナ・ビアンコ 2014 サン・ルチアーノグレケット60%、マルヴァジア40%。希望小売価格1,050円税別。低価格帯の白はどうしてこうプラスチッキーでビニールチューブのような香りがするのでしょうね。密度こそショボくはないが、籠った感じ。この手のワインはソーダと割って、レモンを搾り入れてそんな香りがごまかして消費します。Toscana Rosso 2014 San Lucianoトスカーナ・ロッソ 2014 サン・ルチアーノサンジョヴェーゼ60%、モンテプルチアーノ30%、チリエジオーロ10%。希望小売価格1,050円税別。明らかに「ガワだけ」。一部の新世界のワインのように、ガワに樽や果実香を付けたような感じはないが、口に含めばすぐにガワだけで、中味は空っぽなのがバレる。こういうのはソースにしよう。安いワインには安い理由がある。高いワインの高い理由が明白でないから難解と思わせてしまっている。安いワインはどこかで妥協はすべきだが、この程度のワインでワインを飲んだという満足はしないで欲しい。どうせ肝臓に負担をかけるなら、もう少し良いもの‥あるはず。
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