ビオの認証マークがない理由が‥ [毒味または晩酌]
バックラベルの画像です。日本の正規輸入もとであるフードライナーさんのバックラベルが現地のJANコード(バーコード)を隠すように貼られているものを剥がした「素」の状態です。実は2013年まではビオロジックの認定機関のマークが印刷され、何やらよくわからないコードなどの記載もありました。こんなマークですね。2013年のエトナ・ビアンコにはすでに上記の認定マークは印刷されていませんでした。2013年のロザートには印刷されています。ビオを止めたのか?ビオの規定を外れた農薬散布でもやっちゃったか?輸入元さんにテッレ・ネレに問い合わせて頂きました。
(なお、ビオとオーガニックの違いに言及するのは面倒なのでやめる)
“ETNA ROSSO 2014のバックラベルにオーガニック認証ロゴがない理由”赤・白問わず、完璧な熟成を見せた健全なブドウのお陰で「並外れた素晴らしさ」とラベルに記したい程の2014ヴィンテージのワイン。しかし、人生安楽な道ばかりではありません。職人技を要するワイン造りは常に挑戦であり、厳しく、予測不可能なものです。この上更に、コンピューター上のデータがほとんど失われ、“情報面の機能停止”という苦労が加わったとしたら…そのヴィンテージの複雑性は跳ね上がってしまいます。幸運なことに、膨大な時間と費用が掛かってしまいましたが、全てではないにせよほとんどのデータが復旧出来ました。但しこれが意味するところは、どれほど私たちが努力してもデータの一部は失われてしまったということになります。この失われたデータの中に、“オーガニック”認証に関するデータが含まれていることが分かりました。このためエトナ・ロッソDOC 2014に認証ロゴを入れることが出来なくなりました。しかしながら、この不運な不測の事態が私達のワイン造りに対する信念や作業を変えることは決してありません。私達テッレ・ネーレにとって、「オーガニック」はラベル表示のためではなく、私達のワイン哲学に根差しているからです。それは文化、大地への敬意、ワイン造りのあらゆる工程における私達の誠実さと完全性、ブドウ畑で育つ全てに由来します。このワイン哲学はブドウ畑からセラーまで、そしてボトルに入って皆様の食卓に上るまで一貫しています。認証ロゴがラベルに無いことで何らかの不都合が生じるとすれば心から申し訳なく思います。しかし、私達のワインを知ってくださってる方たちはその認証がないからといって、私達のワイン、そしてそのワインが物語る誠実さに一点の疑いも持たないであろうことを確信しています。(堅めの翻訳ですが句読点共々提供された資料コピペです)
どうやら、テッレ・ネレのパソコンのHDDがクラッシュしちゃったようですね。データ復旧サービスにお金もかけられたようですが、一部消失したデータにビオの認定に関するものが含まれていたようです。ブドウ畑をどう管理しているとか、その年に使用した農薬の種類や量などに関するデータは毎年提出するのでしょうかね。該当ビンテージのデータが消失したため申請ができなかったということでしょうね。個人的にはビオであるかどうか?オーガニックであるかどうか?はあまり気にしていません。認定シールがあるからと言って安心して飲むわけでもありませんしね。ひとつ言えることがあるとすれば‥バックアップは取ろうな!
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