畑の条件の違いが、味わいの決定的差でないということを教えてやる!←いえ、決定的差でした。 [毒味または晩酌]
そのCCR・イル・カンピテッロ2010がゴキゲンだったのでバロン・ウーゴも久々に飲んでみた。なかなか最初の毒味以降の検証まで手が…いや肝臓が回らないのですが、飲み直しも大事ですね。最初の毒味とほぼ印象は変わらない美味しさは健在。少し抜栓したてからまとまった印象もありますけども。イル・カンピテッロがブルゴーニュ的に感じるのに対して、こちらはボルドー的に感じる。骨太な構成感があり、同じサンジョヴェーゼとは思えないほどブドウの表現に違いも感じる。とはいえ、以前の毒味だとグラスをブルゴーニュ型に変えたとたんにそちらに感じたようだ。ながら、今回は終止ヴィノムのボルドー型で飲んでいる。個人的にテロワール至上主義ではないが、さりとて醸造に違いがあるわけではないので、これが畑の違いなんだろうなと納得できる。2012年からCCRの呼称を捨ててIGTとして再出発するのも悪くはない。この価格なら尚更ですね。この造り手もCCGSには賛同していないようで、というかキャンティ・クラッシコ協会そのものに‥なんでしょうね。IGTにすれば、ガッロ・ネロのシール代も必要ない。モンテヴェルティーネのようにすべてIGTにしてしまえば協会に属することすら必要なくなりますしね。まあトスカーナのワインは自由な発想から優れたワインを生み出してきた歴史もあるのでそれもよかろう。それにしてもモンテラポーニのサンジョベーゼは素晴らしい。2012年、楽しみですね。
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