熟れたバルベーラがまたうまいんだあ! [毒味または晩酌]
(この時代のラベルはパヤナっぽいですね)日曜日の夜、ギリギリまで毒味していましたので日曜日夜のメルマガに間に合いませんでした。ご案内は30日の月曜日、お昼頃になるかな?(要ログインですよ。あ、定休日だかんね。)ちょっと斜め上の古酒ばかりを集めました。他のふたつはメルマガでご案内するとして‥。このバルベーラだけ前日のネタバレです。これ、めっちゃ旨いで。てなわけで‥いい古酒が買えています。いいお話が回ってくるのかもしれません。バローロやバルバレスコなどピエモンテならネッビオーロ種からなる古酒の引き合いが強いのは確かですが、バルベーラ種やドルチェット種も条件や状態の良いものであれば積極的に買っています。ネッビオーロ種からなるそれらよりもお手頃価格で「熟れ(こなれ)」を楽しむことができます。もちろん、リリース時の価格がそれらよりもお安いワインがほとんどですから、古酒になってもそららよりもお安いのも当然ですけどね。何も古酒の方がいいとまでは言いません。若いワインには若いワインの、古いワインには古いワインの良さがありますからね。さて、クレリコのバルベーラ・ダルバの古酒、しかも1997年です。バリバリのボーイズ全盛期を思わせるロータリファーメンターでの短期の醸し発酵と抽出、新樽(を含む)バリック熟成というモダンさはそのままに、タンニンや酸味の角取れ度抜群でとてもなめらかシルキーに丸まっています。熟成を感じさせる香りも出てきていますが、シガーのような甘味、スパイス、フルーツもまだまだたぷーりで「味がしっかり」しているんですよね。もちろん「香味の開き」も十分、今、飲み頃のピークのひとつだと思います。おいしいですよお。
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