落ち着いたラベルデザインは中味同様安っぽくないのがいいね。 [毒味または晩酌]
イゾレ・エ・オレーナや、カパッネッレと並び、トスカーナの優れたシャルドネの一角ですね。新樽が使用されないこともありますが、バリックの風味はとても上品。過剰な樽香はありません。久しぶりに米菓子を感じさせる樽香で、軽いポン菓子のようにも感じます。新鮮さが身の上ではなく、南国系フルーツと柑橘の落ち着きある果実味も嬉しい。幅広い温度帯で楽しめ、柑橘のレンジが広い。重すぎないのは、13度というアルコール度数も関係するかな。すでになめらかで、しっとりとした口当たりがありバランスもいい。シャルドネなら、フリウリやピエモンテ(ランゲ)をオヌヌメすることが多いながら、トスカーナのシャルドネもいいものがあるのを実感。しかもこのイ・シストリはコスパがいいですね。秋に向けて大活躍してくれそうな樽ドネに仕上がっていますよ。
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