となると‥ますますベッラヴィスタが売れないな(汗) [毒味または晩酌]
アンティノリのバディア・ア・パッシャーノCCGSと飲み比べて頂きたい。
同じキャンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネDOCGですが、それぞれの生産者らしさ=個性がよく表現されています。
アンティノリのそれはサンジョヴェーゼ100%ですが、このアマはサンジョヴェーゼは規定の下限ギリギリの80%に留められており混醸されるのはカナイオーロやコロリーノではなくマルヴァジア・ネーラ(とメルロ)というのがアマらしい。
以前に2004年のCCを販売したが、それとはまったく違うキャラクターと感じる。セパージュ比率的にもベッラヴィスタに似た印象で、まだ2010年という若いワインながらとてもしなやかでやわらかなのも特徴。アンティノリを男性的、アマを女性的と例えましたが飲み比べれば実感して頂けると思います。
その単一クリュをなのるCCであるベッラヴィスタやカスッチャの希望小売価格が20,000円税別に対して、こちらは6,000円税別。2010年からリニューアルされたCCが3,700円税別でうまい価格設定だなと感心する。
いずれもこれまでのCCRよりも高い価格帯ながら、その生産者の作品の中ではバランスが取れてる。もちろん、ひとクラス上の酒質の実感もして頂けるはずです。
まだまだCCGSは日本に入ってくるはずで、楽しみなカテゴリーになりますね。
タグ:イタリアワイン
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