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日本酒・ワインの相互無関税、TPPで提案へ [ほぼ雑談]

 
 
 
 
ワインの関税は1リットルあたり、15%または125円のうちいずれか低い税率が適用されます。ただし、その税率が67円を下回る場合は67円が課税額となり、スパークリングワイン及び強化ぶどう酒(シェリー、ポートなど)を除き、2リットル以下の容器入りにしたものに限ります。
 
例えば日本円で450円で買ったワインは15%の関税だと67円50銭。400円のワインなら60円の関税となりそうですが、そこは67円課税されますね。850円のワインなら15%は127円50銭ですが、125円の関税で済むとも言えます。低い方の税率‥ですからね。ということは、約850円を超えれば一万円であろうが十万円であろうが関税は125円で済むわけです。
 
今回TPP交渉で問題になっているのはこの関税ですね。お酒には他にも税金がかかっています。それは酒税と呼ばれるもの。ワインの場合は果実酒に分類され1リットルあたり80円の酒税がかかります。750ml換算だと60円。500円のワインでも五万円のワインでも750mlあたり60円ですね。850円で購入したワインには、関税として127円50銭、酒税として60円が加算され1,037円50銭となり約23%が税金となります(消費税は別の話)。
 
この関税が撤廃されたら?輸入ワインの価格が下がり、日本のワイン生産者を脅かすまでのことになるのか? 
 
どうでしょうね。
 
そもそも輸入ワインの価格は…?輸入元の仕入れ価格が850円がひとつのラインだとすれば、日本での希望小売価格は‥2500円ぐらいの商品になるかな?小売価格がそれ以下になればなるほど影響は受けるかもしれませんね。1ユーロ‥135円で仕入れているワインには67円の関税と60円の酒税ですから、262円の仕入れ価格ですが、関税がなくなれば195円になりますね。
 
輸送運賃や倉庫代などの物流にかかるコスト、人件費他は安いワインも高いワインもそれほどの差はないかもしれませんし(語弊あり)、関税が撤廃され、その価格に大きな影響をもたらすのは前述の価格帯の商品が中心になるかもしれません。もちろんその価格帯は一番のボリュームゾーンかもしれませんから、そういう意味では影響は大きいかもしれません。
 
日本のワインのボリュームゾーンはどこにあるか?どこなんでしょうね。日本のワインを購入している消費者が、輸入ワインが安くなったからそれ‥に、変えるのでしょうか。 
 
日本酒(清酒)輸出時にかかっていた先国の関税が撤廃されたら?アメリカは1リットルあたり3円の関税が掛けられているそうで、1リットル3円は誤差の範囲のような気もします。カナダは1リットルあたり12円‥。マレーシアの1リットルあたり790円は影響がでそうですね。でも、関税の撤廃だけで海外での日本酒の市場は広がるまでになるのでしょうか? 
 
どうでしょうね。 
 
 
 
 
(結論ないんかよ) 

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