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Chianti Classico Riserva Badia a Passignano 1990 Antinori [毒味または晩酌]

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Chianti Classico Riserva Badia a Passignano 1990 Antinori 
キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ バディア・ア・パッシャーノ 1990 アンティノリ
 
好みのラベルデザインというのは皆様にもあるはず。
残念ながら2001年から他愛無いデザインに変更になってしまったが、スイス紙幣を印刷する印刷所(造幣局なのかしら)で造られていたという逸話を持つ、このデザインのラベルはイタリアワイン史に残る素晴らしいラベルだと思う。紙質も良く、触るとその細かい編み目のような印刷を感じることができる。
 
バディア・ア・パッシャーノのブドウ園は、ティニャネッロのブドウ園から南に3キロに位置する。海抜250m〜300mの付近で56haの畑にサンジョヴェーゼが栽培されており、その苗木はティニャネッロブドウ園の樹齢の高いものが移植されたそうだ。他にもカベルネソーヴィニョンやシラーも栽培しているが、醸されるのはサンジョヴェーゼ100%となるこのバディア・ア・パッシャーノのCCRのみである。1987年からアンティノリの所有になったようですので初ビンテージは1987年になるのかな。
 
ヴィッラ・アンティノリや、マルケーゼ・アンティノリのCCR達と比較すると80年代後半がデビューということはアンティノリのCCRの中では比較的歴史の浅いワインになるが、DOCGの改訂の時期を思うとこの時代はサンジョヴェーゼ100%でCCRは名乗れなかったような気がします(96年に改訂されてから‥だったはず)。よってこの時代はサンジョヴェーゼ100%ではないのかもしれませんが。いずれにせよバリックでのアルコール発酵、マロラクティック発酵、そして熟成が施されている(はずの)アンティノリの中では比較的モダンなCCRという位置づけ、いや‥生まれた時代なんですよね。80年代後半から90年代のあの時代に生まれたCCRらしいスペックとも言えます。 
 
 
Badia.jpg
 
バディア・ア・パッシャーノの風景。一番高い塔は、そのエチケッタにもデザインされていますね。 
 
 


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