剣菱

 

 

いつの日か雪山で遭難した時は、隣で永眠しそうになる元カノの頬を叩き、寝るんじゃない！しっかりしろ！ と言いながら普段の抑圧とストレスを解消し、スキットルに入ったアサヒビールに吸収される前のニッカウイスキーで身体を温め、俺だけは生き延びる予定。酒には身体を温めるものと、そうでなものがあるのだが、この話をするには知識も根拠もないのでしないでおく。ただ、純粋に温かい酒を飲んでポカポカしたいと思えば、燗酒か、焼酎のお湯割りあたりが手軽で気軽。ワインの消費が一番多い西野家とはいえ、わざわざホットワインを作るのはちょっと面倒ですしね。

 

ということで、剣菱。どこか剣菱だけは特別扱いされる風潮にあるが、まぁ私も嫌いではない。他の大手酒造蔵の酒と並べると上撰（旧一級）なクラスを開けてみた（徳利とお猪口は実は富久娘のものだが気にするな）。剣菱は甘口‥西野家ではそういう分類。厳密に日本酒度が何度あるのか知らないが、バックラベルには濃醇と記載されている。そう、甘く感じるのは旨味であり、とげとげしい雑なアルコール感がないからでもあり、アルコール度数は16度と、ひょっとすると0.5度〜1度ほど他よりも高めだからかもしれません。旨味はあるが、後味に残糖感はありません。キレやスッキリという感じではないが、ほど良く米、酒の香味の余韻を持ちながら終息する感じ。

コメント 2

はじめまして！
剣菱の味をよく表現されていて素敵です♪
ふくよかな味ですねー、剣菱の上撰は^^
by なゆ (2012-02-02 13:59) 

なゆさん
久々に剣菱の上撰を愉しみました。
by ypsilon (2012-02-02 14:08)