Chianti Classico 2006 Casalvento [毒味または晩酌]
ラッダ・イン・キャンティ地区のリヴェルナーノが醸すもうひとつのブランドとなります。ヴェロネッリ誌で確認した感じでは、畑は別のようですね(カベルネの一部畑は共通とのこと。醸造所は同じかも知れぬ)。リリース当初はエノテカ・ピンキオーリ専用な銘柄だったと記憶しますが、数年前から一般市場にもリリースされているようです。エノロゴはいずれもステファノ・キオッチョリ。
キャンティ・クラッシコ 2006 カーサルヴェント
現在、リヴェルナーノのキャンティ・クラッシコも同じ2006年。リヴェルナーノのそれはサンジョヴェーゼ80%にメルロが20%の比率ですが、こちらはカベルネソーヴィニョンが20%混醸されています。リヴェルナーノも、その名もリヴェルナーノというカベルネソーヴィニョンのワインを醸していますし、カーサルヴェントもヤヌスという名前のカベルネソーヴィニョンを醸しています。
これまでの経験上、副原料にカベルネソーヴィニョンなキャンティ・クラッシコは、その固さ、渋さ‥そして青さがサンジョヴェーゼらしさ、キャンティ・クラッシコらしさを侵食してしまうと感じ、あまり得意ではなく、国際品種を混醸するならメルロの方が‥が持論ですが、このカーサルヴェントはとても良い。あくまでも副原料として‥良い脇の機能美。
基本的な味わいはリヴェルナーノと共通し、その副原料がメルロからカベルネに変わった印象そのまんまですが、リヴェルナーノのスタイルは自分に合うのだろうな。現時点で2006年ということで、熟れてきた香りもあり、とても口の中で優しく広がり、抜栓直後からすんなりと美味。確かにモダンなキャンティ・クラッシコですが、過ぎない感じがいいですね。旨味のあるミディアム。二日目次第ですが、たぶんご紹介できるかと‥。
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