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Passo bianco e rosso 2019 Passopisciaro [毒味または晩酌]


毎年、毎年、公式サイトのセパージュ比率や、熟成他のテクニカル情報に差異があっても、正そうとするか、正そうとせず、ただ「そう」で終わらせるのか‥。

一応、公式サイトにテクニカル情報があれば、基本、英語の資料を見ていますが、一応、イタリア語の資料も確認して、公式サイトを優先しております。よって2019年のパッソビアンコの熟成期間は、公式が18ヶ月、日本の輸入元は12ヶ月となっていますが、弊社では18ヶ月と記載しています。

さらに、クーポレの2019年に至っては、公式はメルロが47%ですが、日本の輸入元はカベルネフランが47%となっています。これまでなら担当にチクチク言うて、エージェント氏や、生産者に確認、修正をお願いしていましたが、もう毎年、毎年、そんなことを指摘しても治らないのなら、言うのも面倒になりますね。

あたしはボチボチとマイペースで、ひっそりとイタリアワインとの余生を過ごしたい。もう、そういうことを指摘するのはやめたいなあ。改善されず、無駄で終わるならなおさら。もちろん、あたしの資料や、公式の資料が間違っていることもあるはずだけれども、自分は惰性にならないように、毎年新たな気持ちで挑みたい。


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Passobianco 2019 Passopisciaro
パッソビアンコ 2019 パッソピッシャーロ

2016年を扱って以来、2017年と2018年は華麗にスルーしておりましたので、久々ですね。決して2017年や2018年がどーのこーのということもなかったのですが、どこか、ミネラル推しに逆に疲れてたのかもしれません。土壌や、標高由来の個性なんだからミネラル(にも色々あるけど)を感じるのは悪いことではないんだけれども、あくまでもバランスなんですよね。それも自分がどう感じるかなんだな。中心にあるのは果実、フルーツであるべき。だってワインですからね。そのフツーツがブドウに限らないのがワインの奥深いところですし、中心にあっても、ミネラルの防壁が厚すぎると、その中心に辿り着けないかもしれない。そう、そういうヤツね。あたし、口の中に何がどこにどのようにあるのか?が見えるので、そこであまりにもひとつの要素が突出しすぎるとバランスが悪いと感じてしまいますね。

2019年。いいと思いますね。ミネラルが厚すぎない。樽ドネとはいえ、リッチでコッテリとしたタイプではないけれども、エトナらしさもありつつ、ちゃんとシャルドネの果実の香味もあるから、これはこれで好きだし、良い。欲を言えば、サン・キュッ・パーで売らせてもらえれば、コスパのバランスももっと良かったんだけども(これは仕方ない。まだまだワインの値段は上がるぞよ)。


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Passorosso 2019 Passopisciaro
パッソロッソ 2019 パッソピッシャーロ

2018年も過不足なく、いつものパッソロッソらしいおいしさで満足してたんだけど。2019年のネレッロマスカレーゼのピュアさったらとてもいい。非常に艶やかで、明るくて、パっと華やかで大満足。IGTじゃなくて、エトナ・ロッソDOCを名乗ってくれるようになったのは嬉しい。こういうのがエトナ(DOC)の素晴らしいワインのひとつ‥と紹介しやすくなったからね。

基本、あえてクリュは扱わないんだけれども、この出来栄えなら、5,980円でも許容範囲。とてもいい。



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