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純度高く集中した果実と旨味にハっとして♪‥(やめとく) [毒味または晩酌]

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お陰様で残り僅かとなっています。 
 
ワイナート誌(84号)にも記載の通り2011年も期待できるビンテージですが、公式のビンテージチャートに★ひとつの差がありますね。2010年は評価が高い分、市場価格も2011年よりも高くなっています。
 
評価の高い分、市場での小出し感も少なからずありますし、すでにバックビンテージとなった2010年がこれ以上高くならないうちに押さえておくのが得策。
 
なお、リゼルヴァの2010年は今年がリリース年ですがイキナリ高額ですね。なかなか手が出ません。
 
あれも、これも‥飲んでみたい2010年ブルネッロは両手、両足では足りません。お陰様で、ワイン・アドヴォケイト誌で100点を獲得したカサノヴァ・ディ・ネリや、イル・マッロネートを経験しているので尚更ですね。
 
カサノヴァ・ディ・ネリは生産本数も少なくありませんので、2010年のオファーは時折見かけますが、弊社が販売した価格よりも高いお値段の場合がほとんどです。イル・マッロネートはただでさえ本数が少ないのでオファーすら来ません。まあ、来てもとても買える値段ではないでしょうね。最初に押さえておいて良かったと思います。
 
 
輸入元とのお付き合い他、モロモロの大人の事情でなかなか扱えてなかったのがこのウッチェリエラ。幸運に新しい輸入元さんとお付き合いがある。これって「ご縁」なんでしょうねえ。 
 
カステルヌォーヴォ・デッラバーテ地区を地図で確認しておきましょう。
 

モンタルチーノの南、付近にはチャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴーナやヴァスコ・サセッティ、北東にはファンティ、東にはポッジオ・ディ・ソットも見えますね。
 
さて、2010年のアンナータ。この数年、モンタルチーノのワインのアルコール度数の上昇は異常とも思えます。14度は当たり前、14,5度はさすがに高いなあと思っていたら、15度表記のワインも珍しくない状態。このウッチェリエラのアンナータ2010年も15度の表記となります。
 
アルコール度数だけ傑出して高くなるとバランスはもちろん崩れます。高いアルコールによるボリュームを抑えるという意味ではなく、全体を支える骨格、構成が要になります。果実の要素はもちろんで、その高いアルコールに負けない、合わせるように他の要素も均等に必要。すべてが同レベルで揃って初めてバランスが取れるわけです。
 
そのバランスがキチっとキマってるととても心地よい。15度という高いアルコールを感じつつ、感じさせない。アルコール以外の要素に不足感がなく満たさせる幸福。このウッチェリエラのアンナータ2010年はそういうワイン。バランスの悪い高いアルコールのワインは往々にして「熱」や「焼」を感じさせるがこれは違う。 

そして何よりも気持ちよいのは飲み口の果実味の純度と深さ。ここにハッとさせられましたね。旨味と甘味、果実の集中度、これがピターっと合ってるんです。
 
まだ他の2010年の入荷の機会はあるかと思います。せっかくなので2010年、色んな生産者のアンナータを経験することで、その生産者のスタイル、方向性を経験したいですね。


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