ブラッセリー・ミエル@桃谷 [飲んだの喰ったの]
JR環状線、桃谷駅と寺田町の間(桃谷の方が近い)に新しくできたフランス料理屋さんです。ミスターXの知り合いという若いシェフがひとりでキリモリされているお店。お料理はおまかせ、ワインはミスターXの顔で持ち込ませてもらった。
ブラッセリー・ミエル@桃谷住所:大阪市天王寺区勝山4-2-17電話:06-7177-3342アミューズは牛スジのパテどこか缶詰の牛肉の大和煮を思わせる‥醤油入ってる?いや、煮こごり的ゼラチン質がそう思わせるかな。鮎のエスカベッシュ/ニシュラン★コンフィにしてある鮎は最後に皮目を焼いてあるのでほんのりと温かく少し香ばしい。そこに合わさるビネガーの塩梅と、様々なトマトの酸味、香りとの相関関係も楽しい。パンも自家製です。手前はカレー風味でどこか懐かしい駄菓子の香りがします。奥はハーブを練り込んだもの。密度の高いパン。スモークサーモン、プラムのコンポートを挟んだミルフィーユ仕立て、塩バニラのソースミルフィーユ仕立ては分解して食べるハメになり味の一体感がないのであまり好みではない。まるでデゼールのようなお皿で、塩バニラのソースは面白いですね。トマトとイカのスープトマトのスープに、そうめんのような烏賊が入っています。清涼感がありますね。伝助穴子とフォアグラの春巻き風/ニシュラン★ソースはセロリのピューレと大葉の焦がしバター。このソースはワインに合うわあ。白飯にも合うと思うけどおお。断面ショー。フォアグラは、まるで新鮮な鶏の白キモのようなぷりんとした食感、しつこくないなめらかさ。穴子もふんわりと仕上がっていてとても美味ですね。豚のロースト、ベリーのソース/ニシュラン★豚がほんとやわらかい、臭みがない。ベリーのソースはワインと近づく。奥のソーセージももちろん自家製。これも旨かったなあ。丼にしたいね。別腹ショコラムースもしっかり濃厚だがクドさはない。もちろんデゼールも自家製。Langhe Bianco 2011 Roagnaランゲ・ビアンコ 2011 ロアーニャ輸入元の試飲会で気になってサンプルを購入していたボトル。シャルドネ90%に、白仕立てのネッビオーロ10%が混醸され興味深い品種構成。ロアーニャが素晴らしい造り手であるのは認めるが個人的に好きな造り手ではない。この白も無濾過ながら濁りがあるわけではないが、この手のワインならではの、磨りガラスのフィルター越しのような味わいがハッキリしない。ただし、臭いワインでないのは評価する。Chianti Classico Riserva Badia a Passignano 2007 Antinoriキャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ・バディア・ア・パッシャーノ 2007 アンティノリアンティノリはいくつかのキャンティ・クラッシコ(・リゼルヴァ)を醸すが、このワインが唯一キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ・グラン・セレツィオーネを名乗ることになる。想像通りのアンティノリらしい味わいで美味しいが、モダンな樽香にイマドキ感があり、かえって古臭く感じるワンレン・ボディコン。スイス造幣局だったかのラベルの頃の方が華があったと思うんだけどな。大樽で48ヶ月の樽熟成させていからリリースするリゼルヴァならではの飲み頃感があるし、2006年だから、さらに瓶熟成も経ているからなおさらだ。まだ熟成香らしいものはないが、 一杯目から旨味がありとても美味しい。渋味、酸味ともに熟れてとてもジューシーに旨味が溢れる。間違いなく美味しいブルネッロのひとつ。
土地柄もあってか、とてもリーズナブルながら手の込んだフランス料理を食べさせてくれる。まだシェフも若くこれからどんどん腕に磨きをかけられるかと思うと楽しみですね。
なお、我々が食事中にまかないを食べにきたランチ時間にアルバイトに入っている女子大生は、容姿も性格もとてもカワイイくおじさんファンになっちゃったよ!
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