La Gioia 1998 Riecine
ラ・ジオイア 1998 リエチネ

やっぱ1998年のトスカーナはいいよ。
もちろん1997年だっていいんだけれども、1998年は過小評価されてるよね。
この時代を感じさせるスタイルであるのも間違いないが、ズーンと重低音の果実味です。
でも、なんだかんだと二日で飲み干してしまえるんだから、重みのある深い濃密さながらも、古酒がゆえの飲みやすさもある。

夏場の古酒って悪くない。

ただし、自分の身体の温度と、室温、そしてワインの温度(グラスも含めてね)のバランスはとても大事。
ワインの温度や、室温はコントロールできると思うんだけれども、案外、飲み手の身体の温度、ここ大事なんですよ。
これも揃うと、濃いワインもとても飲みやすく、おいしく感じていただけるはずです。

たぶん、そういう時って、自ずと古酒開けちゃおうかな‥という気分になるはずですね。

あとは‥ワインの肴かな。

ブラウンマッシュルームとか、エノキやシメジなどと、パンチェッタとか脂身のおいしい肉類(豚バラでもいいよ)と炒めたものでもアテに飲んで下さい。なんなら、夏っぽくサラっとしたカルボナーラでもいいかもしれません。

肴も大事。おいしいと感じるために少しは工夫と努力、ワインにこちらから近づいてあげないとね。