幸運にも昨年に引き続き白トリュフ祭に参加してきましたよーっと!会場は昨年に引き続きこちらです。
 
 
ボッカ・デル・ヴィーノ
住所:京都府京都市中京区室町通四条上ル菊水鉾町569
電話:075-211-7053 
 
 
 
 
主役のアルバ産白トリュフ。
アルバ産も北側と南側ではその質は全く違うそうで、昨年同様北側でございます。
今年は、あまり作柄が良くなかったらしく不作。
確かに、昨年よりも断面は暗い色で‥
ジーンと音が鳴るかのような磁力的香りの強さは控えめですが‥
そのなんとも言えないエロい香りはハンパありません。
なお、手前が一号機、奥が二号機‥ 
 
 
 
 
リゾット米に香りを移すために米びつに入っていた三号機…
二号機と三号機は、ナメクジが食べた痕跡があるのですが‥
見た目はイマイチとなりますが、ナメクジの嗅覚に間違いありません‥
トリュフ犬ならぬ‥トリュフナメクジが選ぶ白トリュフの方が香りがいいかも?
(なお、GAJAのコルクは5.5cmです) 
 
 
  
 
 
昨晩はもうひとりの主役が‥
ロンバルディア州はバゴリーノ村特産のバゴスチーズでございます。
夏の青い牧草を食べた山牛の父から作られるハードタイプのチーズ。
現地でもなかなか入手困難だそうで、パルミジャーノ・レジャーノの
数倍で取引されている希少なチーズとなります。
左から12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月の垂直仕様ってのも贅沢ですな。

 
 
 
アミノ酸的な旨味も感じますね。
熟成年数の違いがよくわかりますし、
ロゼシャンパーニュの古酒の肴にもピッタシ。
なかなか個性的な香りですが、これが病み付きになる。 
 
 
 
 
殻の中に潜むは牡蠣だけではなく白子も‥
ふんわりとした口溶け。 
 
 
 
 
そのアルバ産白トリュフの香りをまとったリゾットに乗るのは鰻。
皮目がパリっと‥リゾットはバゴスチーズで‥
この甘味のあるソース、いや、鰻のタレが旨いんですよ。 
 
 
 
 
 
 はい、トリュフ祭ですから‥。
 
 
 
 
 鹿のタルタル、白いのはバゴスチーズをジェラートにしたもの‥
その下にはフォアグラが隠されております。
鹿肉のタルタルにフォアグラとバゴスチーズのジェラートが‥
二種類の脂肪分が交互に、そして一緒に‥旨かったなぁ。
 
 
 
 
そう‥白トリュフ祭なんです。
 
誰か‥白飯を‥。 
 
 
 
 
猪肉のサルシッチャ。
ド・ストレートに肉の旨味‥スパイス、ハーブが効き過ぎないのがイイ。
噛めば噛むほど‥味が出る。
確実に藍チャソが喜ぶ味。 
 
 
 
 
 
だって、白トリュフ祭なんですもの‥。 
 
 
 
 
 
パスタの名前失念しましたが‥手打ちでちゅるんちゅるんしてますねん。
しかもバゴスチーズがたぷーり‥ 
 
 
 
 
 
いやはや‥白トリュフ祭です。
 
 
 
 
 
クイーンサイズの掛け布団のようなラビオリにもバゴスチーズが‥
 
 
 
 
さらに、白トリュフ祭です。
 
 
 
 
中からオレンジ色の憎い気味がたぷーり。
 
 
 
 
ウサギはしっとりとした白身。
 
 
 
 
 
肝ソースが旨いハト‥
 
 
 
 
白トリュフ祭。
 
 
 
 
 
別腹のバニラアイスにも‥
 
 
 
 
白トリュフ祭。
 
 
 
 
チョコレートケーキにはバローロ・キナートで〆
  

 
 では楽しんだワインをば‥
 
 
 
 
乾杯はシャンパーニュ‥語る資格ございません。
にしても、マグナムボトルのロゼ、1978年‥
確かに果実味は熟成していますが、綺麗に酸味が残り‥
ガスも弱くはなってるんでしょうが‥やわらかく広がる‥ 
 
 
 
Bussiador 2008 Aldo Conterno
ブッシャドール 2008 アルド・コンテルノ 
 
徐々に温度が上がるにつれ‥ブッシャドールらしい樽熟成されたシャルドネが現れる。
いいシャルドネだなぁ‥ブッシャドールってほんと美味ですね。
牡蠣に白子のグラタン‥合わないわけがない。
 
 
 
Roero Arneis 2009 Batasiolo
ロエロ・アルネイス 2009 バタジオーロ 
 
初めて飲む造り手ですが、ロエロ・アルネイスのイメージに忠実で美味。
 
 
 
 
 Barbaresco 1979 GAJA
バルバレスコ 1979 ガヤ
 
綺麗に澄んだルビー色でさほどオレンジ色の要素は感じません。
香味は開いていますが、ノルマーレらしいチャーミングな部分も。
もう飲んでも大丈夫ですが、まだまだ熟成ポテンシャルがあるのな。 
 
 
 
 
Barbaresco Sori Tildin 1986 GAJA
バルバレスコ ソリ・ティルディン 1986 ガヤ
 
1979のノルマーレと比べれば年号も若いので当然でですが、さすがに色も濃く黒く見える。
力強くスパイスの風味も満載。今飲んでも(そりゃぁ)美味ですが、まぁあと10年‥20年‥。
 
 
 
 Alteni di Brassica 1998 GAJA
アルテニ・ディ・ブラッシカ 1998 ガヤ
 
まさか90年代とは思えないし、まったく樽臭さなくミネラリーなSB。
SBまでこういうレベルで醸されると参る。
 
 
 
 
 Alteni di Brassica 1997 GAJA
アルテニ・ディ・ブラッシカ 1997 ガヤ 
 
一年の違い‥甲乙付け難いですね。しっかりと熟した果実から醸されてるんだな。
樽熟成SBも、これだけ洗練を感じるとは。
 
 
 
Dut'Un 2006 Vie di Romans
ドゥトゥン 2006 ヴィエ・ディ・ロマンス
 
もう2年ほどHOLDするとさらにトロ味が出るかも‥
やはり、温度はやや高めで。 
 
 
 
Barbaresco 1964 GAJA
バルバレスコ 1964 ガヤ
 
ジョヴァンニさんの時代のバルバレスコ。1964年は超優良年ですね。
熟成香も馴染み、柑橘系酸味に旨味もある。
ふぅ〜GAJAの古酒の素晴らしさを実感。飲み頃です。 
 
 
 
 
 Barolo Cerequio 1988 Roberto Voerzio
バローロ チェレクイオ 1988 ロベルト・ヴォエルッツィオ
 
7人でフルボトル換算10本開けましたが足りませんでした‥^^;
1988年と素晴らしい年号のチェレクイオ‥こちらも10年若く感じますね。
もっと濃縮した樽香バリバリかと思ってたのですが、力強くもエレガントな一面が‥
さすがです。
 
 
 
Chateau d'Yquem 1998
シャトー・ディケム 1998 
 
ハーフボトルです。キレイですわぁ、ベタつかない甘味。
語る資格などありません。 
 
 
 
 
 こちらはポイエール・エ・サンドリのアクアヴィーテ1992年と1994年を垂直‥
その他、パオロ・ベルタ1988を手酌で失礼‥。 
 
 
 
 戦利品。
 
 
 
 
 
手打ちのタヤリン・アル・タルトゥフォ 
その上の瓶詰は、白トリュフのスライスをフリーズドライに加工したもの‥
その隣の白いナプキンで包まれているのほあ白トリュフのかけら‥
右は、白トリュフのチョコレート。
 
 
 
 
バゴスチーズももらっちゃった♡ 
 
 めさくさ楽しかったし、美味しかったぁ。
やっぱり白トリュフの香りっていいですね。
やっぱこの時期にアルバに行ってみたいなぁ。