Chianti Classico 2016 Querciabella
キャンティ・クラッシコ 2016 クエルチャベッラ

クエルチャベッラとポッジオ・スカレッテ、いずれも扱いがありますが、じゃあ同じグレーヴェという地域にあり、その中でも近い位置にあるというのに、できあがる作品達に共通項はなかなか感じ取ることはできないかもしれません。いわゆるテロワールと呼ばれる何か?その単位、範囲とは?あたしはテロワール至上主義ではないからなおさら懐疑的なのかもしれません。

さて、クエルチャベッラのスタンダードなCC。秋の来日ラッシュも手伝って、ちょうど良い条件が出ましたので飲んでみましたところ‥うん、どこからどう飲んでもCCであるのは間違いない。もちろん、CCRではない。あくまでもCC。つまりサンジョヴェーゼ。

クエルチャベッラといえば、少しモダンなイメージもあるかもしれませんが、CCはあくまでもCC。スタンダードなCCを逸脱することはありません。比較するとすれば、レンテンよりも甘味も控えめだし、カジュアルではない。
結局、なんか食べたい‥と思わせる、当たり前の酒質がうれしい。