ということで、昨晩は無事にレ・マッキオーレ社のメーカーズディナーが終了しました。開演時間にはキッチリと揃って頂けるにしの組顧客の時間厳守徹底ぶりは日頃の俺様の教育の賜物だと感動(←なんでやねん)。今回はちょっとスロースタートだったかな‥相変わらず「遠い親戚のお通夜」状態から始まるわけですが、どんどんボルテージが上がってくるのを傍から観るのが俺の趣味だ!最後はお約束のあれを無茶振りするのも俺の趣味だ!うはははは、昨晩も楽しませてもらったぜ!
 
もちろん、その感想、解釈はお客様によって千差万別となるが、「目の前のグラスに注がれたワイン」という答えが、ほらすぐそこにある以上、あーだこーだと説明することもなく飲んで確かめて頂くというのが弊社ワイン会のスタイル、考え方となりますので、事前にこのブログ他でワインの説明は終えますし、メーカーズディナーとなるともう生産者にお任せな放置プレイが加速…しかも、昨晩に至ってはワイドルとイチャイチャしながらふたりで一皿の料理を分け合うというプレイがパパラッチされておりましたが、ゲストであるお客様が楽しんで頂けたのが一番でした。
 
 
 
 
ご子息のエリア君とチンツィア女史。
 
今回が初来日だそうなエリア君。ルカ・ダッドーマ氏の元で醸造の修行を続けておられます。腕の内側にあるタトゥーは「土」という漢字かな。土壌こそ大事という意味かもしれませんし、土曜の夜こそ大事‥なサタデーナイトフィーバーという意味が隠されていて欲しい。エリア君を肴に…お姉様達も満足いただけたようでよかった。チンツィアさんはさすがにお疲れだったし食傷気味であったのは致し方なし、お疲れな表情も多かったが、時折見せる笑顔に救い。
 
 
 
 
魚介のスープ/ニシュラン★
 
大きなはまぐり、貝柱、鮑の薄切りがちりばめられる。ワイドルとのジャンケン大会で勝利した私ははまぐりを。アメリケーヌなスープは飽きさせない濃厚さ…パンもススム君だが、白飯が欲しい。
 
 
 
 
トロサ産黒いんげん豆の煮込みと豚の血のテリーヌ/ニシュラン★
 
ガトーショコラかと思ってたら豚の血のテリーヌだった。豆たっぷりの小豆色のスープ、豚の血のテリーヌと一緒に食べてこそ完成するわけだが、上にひとつ乗ったピクルスが素晴らしいアクセントだし、その緑のキャベツっともにカベルネフラン(パレオ)への適応範囲を広げる意図を感じる。もちろん、豚の血の鉄分もフランに合うのな。素晴らしいアッビナメント。
 
 
 
 
ポルチーニ茸のソテーとキノコごはん/ニシュラン★
 
スペイン産のフレッシュポルチーニは初体験。炭火で焼かれる時は、スダチをひとしぼりしたい!欲望に駆られましたわ。キノコごはんも(いつも以上の)メリハリな味付けは、全体的に強めのワインへの対応のはずで、このリゾットをオカズに白飯が喰えると確信。追加でポルチーニを山本シェフから頂いたのは内緒。
 
 
 

牛テールの赤ワイン煮込み 
 
テール大好きなんすよね。あの繊維質が‥。しっかり煮込まれたテールは網脂に包まれて焼かれます。濃厚な赤ワインソース、粘度あるジャガイモのマッシュ。濃い目の味付けだが、実はクレソンがいい仕事してる。
 
 
 
 
マロングラッセのガトーバスク 
 
栗は、まるで栗餡ちっくで、甘味は和三盆な和菓子系‥その生地を思うとまるで月餅。 
 
 
と、こんな感じの楽しく美味しいワイン会!
 
次回は、ぜひ貴方も参加して下さいね! 
 
 
おまけ 
 
 
 
(イチャつく俺とワイドルの図) 
 

 
 
 
 
 
トスカーナ州のワインと言えば?キャンティ・クラッシコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを真っ先に思い浮かべる方は少なくないかもしれません。そのいずれもはトスカーナの内陸に位置しますね。そして、このレ・マッキオーレの他、国際品種からなるスーパートスカーナが集中するボルゲリ(Bolgheri)地区は、内陸ではなくティレニア海沿岸に位置します。昨今では「ボルゲリ(の)ワイン」と言われればそれら国際品種からなるスーパートスカーナを思い浮かべるまでになりました。
 
ボルゲリ地区の中でも、カスタネート・カルドッチ(Castagneto Carducci)はまさにその中心地であり、ボルゲリワインの心臓とも言うべき場所。あのサッシカイアを生むテヌータ・サン・グイードや、オルネッライア、マッセートを産出するテヌータ・デル・オルネライア、そしてこのレ・マッキオーレなど、銘醸が集中し、国際品種からなるスパートスカーナ銀座とも言える聖地なんですね。
 
そんなボルゲリの中心部に位置するレ・マッキオーレからチンツィア・カンポルミ女史とそのご子息であるエリオ氏の来阪に伴いワインメーカーズディナーを開催することになりました。 25周年を迎えたカベルネフランからなるパレオ・ロッソ2009を始め、シラーからなるスクリオ、メルロからなるメッソリオなど、レ・マッキオーレ社の代表作品達を縦横無尽にお楽しみ頂きます。
 
 
【主催】  株式会社ニシノ酒店 - nishino yoshitaka +plus
【協賛】  株式会社モトックス - Mottox 
【日時】  2013年10月12日(土曜日)
【受付】  19時00分~
【開始】  19時30分~
【終了】  22時30分(予定)
【場所】  エチョラ
                www.etxola.com
      大阪府大阪市西区靱本町1-4-2
      06-6136-3824
      090-1899-4351(西野嘉高直通)
【道程】  地下鉄四ツ橋線「本町駅」25番出口から徒歩5分
      地下鉄御堂筋線「本町駅」 4番出口から徒歩1分
【定員】    満席御礼 
【申込方法】nishino@nishino-yoshitaka.com までメールにてお問合せ下さい。
      お問合せ頂いたメールアドレスにエントリーフォームを返信させて頂きます。
      注意事項などを確認された上、必要事項を入力し返信下さい。
      ※初めての方、お一人様大歓迎です。 
【〆切】  10月9日(水曜日)昼12時までとなります。
              お申し込みとキャンセル〆切は同日。
      キャンセルの場合は代わりに出席して頂ける方をご紹介頂ければ光栄です。
      〆切以降のキャンセルは会費のご負担をお願いいたします。
      (弊社指定口座に振込)。
【会費】  25,000円(税・サービス込)
【ワイン】 
弊社主催のワイン会は比較テイスティングが基本。会費の安さという敷居の低さを優先するか?めったと経験できないワイン達を、めったと経験できない比較テイスティングで‥を優先するか‥?

大変迷いましたが、後者を優先させて頂きました。会費は少々お高くなりますが、素晴らしい経験をしていただけると思います。

赤ワインに関しては、レ・マッキオーレが誇る単一品種三種を…最高のビンテージの呼び声高い2006年と、もちろん優良ビンテージであり最新の2009年を用意しました。
 
パレオ、スクリオ、メッソリオの各2009年と2006年を垂直テイスティングして頂くと同時に、2009年と2006年の各ワインを水平テイスティングして頂きます。まさに縦横無尽にレ・マッキオーレをお楽しみ頂きます。
 
 

 
 
Paleo Bianco 2011/パレオ・ビアンコ 2011
 
レ・マッキオーレが醸す唯一の白ワインはソーヴィニョンブラン70%とシャルドネ30%の混醸。50%は225リットル、25%は300リットルと500リットルのオーク樽にてコールドマセラシオンの後、アルコール発酵とマロラクティック発酵が施されます。50%は300リットリルと500リットルの新樽で、残りの50%は二年目の225リットルの樽で約7ヶ月の熟成後瓶詰されます。(13.15度)
 
 
 
 
Paleo Rosso 2009/パレオ・ロッソ 2009
 
2009年は25周年となります。ステンレスタンクとセメントタンク併用でのアルコール発酵後、225リットルのオーク樽でマロラクティック発酵。コンクリートタンクで3ヶ月休ませた後、新樽比率75%(残りは二年目の樽)のフランス産の225リットルの樽で約17ヶ月の樽熟成後瓶詰されます。約17ヶ月の瓶熟成。(14.91度)
 
Paleo Rosso 2006/パレオ・ロッソ 2006
 
2006年は、ステンレスタンクとセメントタンク併用でアルコール発酵後、225リットルのオーク樽でマロラクティック発酵。新樽比率100%の225リットルのオーク樽で14ヶ月の樽熟成後瓶詰されます。約8ヶ月の瓶熟成。 (14.75度)
 
 
 
 
Scrio 2009/スクリオ 2009
 
2009年は3/4をステンレスタンク、1/4をオーク樽でのアルコール発酵。225リットルのオーク樽にてマロラクティック発酵が施され新樽比率75%(残りは二年目の樽)のフランス産の225リットルの樽で約14ヶ月の熟成後瓶詰。約17ヶ月の瓶熟成。 (14.47度)
 
 
Scrio 2006/スクリオ 2006
 
2006年は2/3をステンレスタンク、1/3をオーク樽でのアルコール発酵。225リットルのオーク樽にてマロラクティック発酵が施され新樽比率100%のオーク樽で14ヶ月の樽熟成後瓶詰。約14ヶ月の瓶熟成。 (14.82度)
 
 
 
 
Messorio 2009/メッソリオ 2009
 
2009年はステンレスタンクでのアルコール発酵後、225リットルのオーク樽でマロラクティック発酵。90%を112リットル、10%を225リットル、新樽比率75%(残りは二年目の樽)のフランス産のオーク樽で14ヶ月の樽熟成後瓶詰。約17ヶ月の瓶熟成。(14.99度)
 
Messorio 2006/メッソリオ 2006
 
2006年はステンレスタンクでのアルコール発酵後、225リットルのオーク樽でマロラクティック発酵。新樽比率100%の112リットルのオーク樽で16ヶ月の樽熟成後瓶詰。約14ヶ月の瓶熟成。(15.08度) 
 
 
以上。
 
皆様の参加お申し込みをお待ちしております。
 
西野嘉高