その2000年も、あまりにも安過ぎて(実験的価格だったそうですしね)ビックリしたニコレッロのネッビオーロ・ダルバ。今年は2001年だし、値上がりするだろうなぁ‥と、思ってましたら同じ価格でのリリースはとても嬉しい。樽熟成期間も48ヶ月と長期ですが、その後‥飲み頃になるまではステンレスタンクで健全に熟成され、瓶詰め後12ヶ月を経てリリースされるんだから、とにかく状態がいいわけです。もちろん、思ったよりも若々しいのはマグナムの方が熟成スピードが遅い‥原理と同じ(たぶん)。ステンレスタンクが何リットル入るかは存じませんが、安定した温度で、おおらかに眠っていた‥は、味に表れています。
 
ほのかに熟成した香りもありますが、果実香主体でとてもバランスがいい。まだまだグラスに入れてから旨味が増すタイプで若さすら感じる。香味は、開放的ではありませんが、しっとりと大人の雰囲気がある。こんな質のいい飲み頃のネッビオーロがこの価格だと‥他が売れないかも。ケース単位で買うべし。