今年の2月の渡伊の際にも、現地モンタルチーノで話題になっていました。ロッソ・ディ・モンタルチーノDOCを法改正し、サンジョベーゼ・グロッソ以外の品種の混醸を認めるか否か‥な、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会の投票結果が出ました(一度、投票が流れたんだったかな)。

投票率は80%を超える678票(なんで100%ちゃうねん)。465票(69%)が法改正にNOを‥210票(31%)が法改正にYESを(3票白紙←どないやねん)。 ということで‥ロッソ・ディ・モンタルチーノはこれからもサンジョヴェーゼ100%で醸されることになりました。

実は、この票というのは‥作付け面積に対して割り当てられるらしく、モンタルチーノで所有する畑が多いほど(≒大規模生産者)票数を持ち‥影響力が高い仕組みになっているそうで‥法改正が可決されちゃうかも?という噂だったのですが‥約7対1での否決とありホッとしました。

すでにモンタルチーノはサンタンティモDOC域内ですので、カベルネやメルロを混ぜたけりゃサンタンティモDOCを名乗ればいいわけですが、ロッソ・ディ・モンタルチーノという知名度を持ちつつ、より海外市場に受け入れられやすい品種と混醸したかった組織のような何か‥が31%いらした‥ということかと思われます。