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Barbi & Selvapiana [飲んだの喰ったの]

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主催は輸入元さんですが、西梅田に引っ越したアカデミー・ディ・ヴァン大阪校に潜入するのは初めてです。ズラリとテイスティンググラスが並びますが、テイスティンググラスではなかなか判断がつかない部分が多々あります。いや、そもそもこのグラスでは理解をするのは至難の技と思うのですが、これを基準にしてきたのであれば(慣れ)それが可能なのかもしれません。

あたしの場合は職業柄、理解することよりも、おいしく飲むことに重点を置いてるので、この手のグラスは決して使いませんが、なかなかワインを学ぶというのは高度ですね。あたしには無理だわ。

それにしても稀な機会をいただきました。生産者直々に古酒の解説をいただき感謝。イタリアワインの古酒の経験値はそれなりにあるつもりですが、それが熟成段階の中でそのペースや、状態として間違いではないのか?という判断はやっぱり生産者同席が一番ですからね。

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Fattoria Selvapiana

Chianti Rufina 1969
Chianti Rufina 1973
Chianti Rufina 1980
Chianti Rufina 1982
Chianti Rufina Risera Vigneto Bucerchiale 1990
Chianti Rufina Risera Vigneto Bucerchiale 1993
Chianti Rufina 2016
Pomino Rosso Villa di Petrognano 2014
Chianti Rufina Risera Vigneto Bucerchiale 2015

キャンティ・ルフィーナ地区の歴史ある造り手ですね。そう、キャンティ・クラッシコ地区の生産者ではありません。大まかにトスカーナにはキャンティ地区があり、その中に、キャンティ・ルフィーナ地区や、キャンティ・クラッシコ地区が内包され、さらに細分化‥となります。

明らかに下記ファットリア・ディ・バルビとのサンジョヴェーゼの違いが理解できます。そして結構おいしい。キャンティ・クラッシコ地区ではないからとバカになんてできないんです。1969年はもちろん熟成香もありますが、健全と言わざるを得ない状態ですね。ビンテージによる色、香味の違い、何も優良年だからというわけでもありませんしね。もちろん、時間経過でボトルバリエーションは大きくなりますので、さらに良いボトルもあれば、そうでないボトルもあるかもしれませんが、いやあ、古酒、おいしいわ。


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Fattoria dei Barbi

Brunello di Montalcino 1971
Brunello di Montalcino 1973
Brunello di Montalcino 1975
Brunello di Montalcino 1981
Brunello di Montalcino 1982
Brunello di Montalcino 1989
Brunello di Montalcino 2013
Brusco dei Barbi 2916
Rosso di Montalcino 2017

弊社でも時折扱うことのあるバルビ。実は比較的古酒はありますし、手が出る価格のものも多い印象。一段深い色合い、果実味もさらにありモンタルチーノらしい。大樽熟成、アルコールも過度じゃないからこその部分も感じますね。アンナータでもすばらしいなあ。とてもいい経験になりました。

やっぱり、いいグラスで飲みたい。ついでに言えば、ちゃんとソムリエにサービスしてもらいたい。

そして、なんか喰いたい。これがイタリアワインだね。


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