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Pieropan [参考資料]

正規輸入元フードライナー主催の、ピエロパン社のテイスティングセミナーに参加してきました。来日されたのは、四代目‥アンドレア・ピエロパン氏。
 
 
腹立たしいほどのイケメソ
 
 
Soave D.O.C(1968年)
Garganega 70%以上。Trebbiano di Soave,Pinot Bianco,Chardonnayなど30%まで。
特定の古い地域のものは瓶のラベルにClassicoと表示することができる。
特定の地域(sottozona)のColli Scaglieri のものは、その地域名を瓶のラベルに表示することができる。
 
Soave Speriore D.O.C.G(2001)
Garganega 70%以上。Trebbiano di Soave 30%まで。その他、この県の推奨品種または許可品種5%まで。
特定の古い地域のものは瓶のラベルにClassicoと表示することができる。
年平均生産量400kl。うち2/3はクラッシコ地域のもの。 
 
 
ピエロパン社はソアヴェ・クラッシコ地域内からの自社畑からの葡萄のみでワインを醸す唯一の生産者だそうです。DOCG法的には、ピエロパン社のソアーヴェ達は、すべてSoave Classico Speriore D.O.C.Gを名乗れますが、2001年の法改正(制定)で Soave Classico Speriore D.O.C.Gを名乗るに全量クラッシコ地域からの葡萄である必要がないこと(2/3)、Soave Classico Speriore D.O.C.Gはガルガネーガ、トレッビアーノ・ディ・ソアヴェという土着品種で作られるべきなのに、5%の国際品種他のブランドが許可されていること、醸造に関してもクラッシコ地域で行われるべきなのに、エリア外でも認められること、などの点で協会と折り合いが合わず、あえてSoave Classico Speriore D.O.C.Gは名乗らず、Soave Classico D.O.Cを名乗ります。
 
 
 
アイツら‥国際品種許可しやがって‥すぐにシャルドネとか混ぜよるねん、商売ありきの緩っるい規定でD.O.C.Gの名前使うだけ使うて‥ガッポガッポ儲けようとしとるんやで‥
 
 
 
意訳するとこんな感じです。
 
 
Soave Classico 2010
《ガルガネーガ85%、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ15%》 
やはりコスパに秀でており、ソアヴェのソアヴェたる所以を感じさせるバランスのよい酒質。 
 
Soave Classico Calvarino 2009
《ガルガネーガ70%、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ30%》 
火山性の土壌でペルゴラで栽培される。さすがにスタンダードなそれと比較しても色も味わいもひとつ上の凝縮を感じるが、ミネラルと酸味がキレイにクリアですね。 
 
Soave Classico La Rocca 2009
《ガルガネーガ100%》 
石灰質の土壌でコルドーネ・スペロナートで栽培されるガルガネーガ100%。熟成に樽が使われるが決して樽臭くはない。ガルガネーガに樽は必要ないと思うが、このラ・ロッカは上手に樽が使われています。 
 
Soave Classico La Rocca 1997
《ガルガネーガ100%》 
特別にテイスティングに供された1997年のラ・ロッカ。素晴らしい熟成をしていてビックリした。ガルガネーガも熟成するんですね‥^^;ただし、現時点がピークなんだと思う。まだ持つであろう酸もミネラルも感じるが美味しくなるかどうか‥はわからない。
 
 
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Soave Classico La Rocca 1997 
 
 
 
Ruberpan 2008
《コルヴィーナ・ヴェロネーゼ60%、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、クロアティーナ・ヴェロネーゼ 計30%、他10%》   
 
Amarone 2006
《コルヴィーナ60%、コルヴィノーネ、ロンディネッラ、クロアティーナ 計30%、他10%》 
 
 
赤もいずれも国際品種のブレンドはなし。ルベルパンもヴァルポリチェッラDOCを名乗れそうですが、IGTでのリリース。アマローネに関しては16度という高いアルコールながら、その赤はいずれも高いアルコールを感じさせないし、必要以上に濃いワインではなく、酸味がしっかりと効いている。白ワインのような‥が水っぽいという意味ではなく、白ワイン‥ソアヴェの名手であるピエロパンを感じさせる酒質とも言え、私もアマローネで飯なんぞ喰えるか‥と、思ってましたが、食中酒としてのアマローネであり、後発参入組がこういうスタイルで参入してくれるのは大歓迎。
 
 
 
いつの間にかアマローネって‥アメ公の市場を意識した樽香ドプーリで、濃かったらええのんか?っちゅーねん。なんやねん‥アレ‥品種特性もなんもあれへんやん‥。
 
 
 
 
意訳するとこんな感じですが、そう言い切れるだけのエレガントなアマローネ。
 
 
Le Colombare 2006
《ガルガネーガ100%》 
これ‥めっちゃ美味‥白桃、黄桃、スモモ‥モモだらけ。
 
 
 
こんな感じでした。
 

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