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La Crotta di Vigneron [毒味または晩酌]

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ラ・クロッタ・ディ・ヴィニュロンの毒味を続けております。先日は、そのミュラー・トゥルガウとシャンバーヴ・ミュスカを飲みましたが、今回は、ピノ・ノワールからなる二種類を。なお、現時点での輸入元テラヴェールさんが輸入するアイテムは以上4種類となります。


左)Valle d'Aosta Pinot Noir Vignificato in Rosso
 (ヴァッレ・ダオスタ ピノ・ノワール ヴィニフィカート・イン・ロッソ)

予想以上に素晴らしい出来栄。ただし、ブルゴーニュ的でも、カリフォルニア的でもない。あえて他の産地で例えればオレゴンのピノ・ノワールに似てるかもしれないし似てないかもしれない(どないやねん)。そこはやはりヴァッレ・ダオスタ。標高の高さ‥冷涼な気候を感じさせる。ラ・クロッタ・ディ・ヴィニュロンが所有する畑の中でも比較的日照条件の良い標高の低い畑(それでも450m以上)からのピノ・ノワールで醸されるのは、でないと糖度が上がらず、結果白に仕立てて来た歴史からでもある。

ガメイっぽさに陥らない真っ当なピノ・ノワール。イチゴを始めベリー系の果実の香味豊富でスパイスっぽい部分がまたいい。白の二種類、そしてヴィニフィカート・イン・ビアンコは、ストレートに品種特性を楽しむという部分では優れているが、この赤を飲むとそららが、やや単調に感じてしまうかも。いや、もちろん、このピノ・ノワールもピノ・ノワールとして一本気な気質だけれども。バランスもよく、渋味、酸味の質も高い。アルプスの山肌の照り返しでゆっくりと熟したような果実。ヴァッレ・ダオスタらしい冷涼でクリアな酒質。価格を考えれば、久々にイタリアで納得できるピノ・ノワールに出会えたと思う。扱う予定ですが、二日目を飲んでから決めることにする。


右)Valle d'Aosta Pinot Noir Vignificato in Bianco
 (ヴァッレ・ダオスタ ピノ・ノワール ヴィニフィカート・イン・ビアンコ)

前の輸入元さんの頃‥2006年を扱ったピノ・ノワールの白仕立てであるが、相変わらず色は玉葱ちっくなロゼとなります。今回も、このワインが大本命だったのですが、その赤仕立てのピノ・ノワールを飲めば撃沈。華麗にスルーします。しかし、ラ・クロッタ・ディ・ヴニュロン‥ひいてはヴァッレ・ダオスタらしいミネラリーな酒質で、ワインとしては悪くはない。



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